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「夢をかなえるイベント」みんなの夢AWARD9、ファイナリストたちの熱い想い

今回で9回目を迎える「みんなの夢AWARD」は、社会を良くする『夢』の発掘をこれまで数多く手がけてきた。夢を持たない人や諦めてしまった人が夢を持ち、夢の実現に向けて第一歩を踏み出すことの手伝いをしてきたと、主催者の渡邉美樹氏はいう。9回目ともなる今回は、今までおこなってきた、夢の『発掘』から『育成』のフェーズであるというのもキーポイントだ。

「もう、夢だけで終わらせない。」日本一の夢の祭典とは

2月25日、舞浜アンフィシアターにて第9回「みんなの夢AWARD」は開催された。全国各地から「夢」を募集し、選考の後、最終審査には計7名が進んだ。そうして勝ち残った「夢」をそれぞれが聴衆や審査員の前でプレゼンし、会場投票・審査員投票によってグランプリが決定する。

審査員は大手メーカー・不動産・食品からITベンチャーまで、28社と多岐にわたる企業が揃った。企業は「支援したい」カード、一般聴衆は「いいね」カードをプレゼンターのプレゼンに対して上げ、意見を表明する。


「みんなの夢AWARD」ホームページより、現代的なデザインのキービジュアルコンセプト。
子どもの頃のような、仕事に夢見る純粋な心を表現しているという。また、モチーフが「夢」から飛び出すことで、自らの夢の実現に向けてひたむきに前進していこうとする姿勢と勢いを示している。
ホープページ:http://www.yumeaward.org/

また、学生事務局も運営の手伝いをしており、会場にも学生におにぎりを無料で数個渡すスタッフなどが見受けられた。

ファイナリストの夢を応援したり、私たちのような学生が会場で夢を持つ人をの当たりにすることによって、若者の「夢」も同時に呼び起こすねらいだ。

現役高校生・大学生ファイナリスト

「日本の中学・高校の学食メニューを変え、生徒が手軽にバランスの良い昼食を食べることができるようにする」ことが夢、5年後の肩書は『フードアーティスト』という、現役高校生の及川凜々子さん。

高校生ながらもしっかりした語り口で、若者が健康になることで医療費が削減される、廃棄の食糧がなくなることで農家の生産コストが下がるなど説得力のあるメリットを語っていた。

慶應SFCに通う岡田紗季さんの夢は「救われるはずの命が救われる社会を作る」こと。5年後の肩書は『AEDの革命児』。AEDへデバイスを組み込み、AEDの使い方が動画で流れる「AEDi」を世の中に広めたいという。

岡田さんは、真っ白な服で幼い見た目とは対照的な強い口調や、強弱をハッキリさせた声のトーン、論理的な話の組み立て方など、演出としても印象の強いプレゼンをしていた。

社会課題への強いメッセージ

もちろん学生だけではなく、個性が光るユニークな社会人の方々も登壇した。「外遊びを日本の文化にし、日本を世界一面白い国にする」ことが夢。5年後の肩書は『外遊びプロデューサー』だという池嶋亮さんは、日本企業の上下関係から生まれるストレスや無駄な飲み会などを社会課題とし、「チャンバラ合戦」を実演することにより会場を沸かせた。

チャンバラを社内運動会や新人研修で取り入れることにより、社内に活気や新しいつながりが増えた企業の事例を紹介。外国人が日本の伝統文化を気軽に体験する観光イベントにも活用できるなど、さらなる発展の可能性も強調した。

審査員からは厳しいフィードバックもあったが、ファイナリストたちはフィードバックひとつひとつにしっかり答えており、同世代としてすごいなと思った。

夢をつなぐ

過去ファイナリスト・リレートークでは、たくさんのOB・OGが登場し、イベントの歴史の厚みを感じさせた。

気になったのは、グランプリ発表の前におこなわれたリレートーク最中に一旦(何かの準備か休憩か?)会場を出る人が多かったこと。長時間でもあったので、途中休憩を設ければ良かったのかもしれない。

グランプリ発表

プレゼンが上手い人、あまり慣れていない人がそれぞれいたが、今回の企画はプレゼンの良しあしではかるものではない。グランプリを勝ち取ったのはプレゼン途中で言葉を詰まらせながらも思いを訴えていた田澤麻里香さんだった。

彼女の夢は「世界を魅了する「酒蔵ホテル KURABITO STAY」を成功させ、100年後も誇れる故郷を守り継ぐ」こと。5年後の肩書は『株式会社KURABITO STAY代表』

生まれ育った長野県で「地域おこし協力隊」に参加、観光資源として活用できるものを模索するなど、地域の関係者と密接に関わることを大事にしながら地元を活性化させる活動をしている田澤さん。

「みんなの夢AWARD」が手がける「地方創生ドリームプロジェクト」と関連性の深い『夢』でのグランプリ受賞だった。

PR動画:https://youtu.be/9uw2g_rKKXE


さらに、2位、3位も女性が受賞するなど女性の活躍が目立った。総合司会のガレッジセールのふたりが「いやあ、感動しましたね!ここが本当の夢の国なんちゃいますか?(舞浜アンフィシアターのすぐ近くにディズニーリゾートがあるので)」と締めの言葉をいいながら、「みんなの夢AWARD9」は幕をとじた。

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本記事は、taliki社内と夢AWARDの運営にて共有されたものをnoteに転載したものです。


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