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地方空港とインバウンド

インバウンド客が地方空港を利用する回数が飛躍的に伸びているようです。各地方の地元経済活性化に資すると思いますが、とりわけインバウンドの外国人を呼び込む効果が高いですね。

急増するインバウンドが、何らかの経済効果を有することは明らか。最近は地方空港同士のネットワークも充実しつつあるようで、何よりです。

ただし、ここから先は、より訪問客のタイプや嗜好に応じたきめ細かい対応が求められます。

ツアーでさーっと回るお客さんは、ともかく有名な場所と著名な食べ物、そしてポピュラーなお土産が関心事です。爆買いが沈静化した昨今、消費そのものはあまり大きくないが、将来のリピーターとして取り込む工夫が大切ですね。

他方で、ハイネットウォース層は高級感、差別化感を好む。高価だが質の高いサービスがポイントになるでしょう。

少人数か単独で1か月以上滞在する人への対応は上のタイプとまた異なります。いわばセミ住民としてのニーズに応えてあげる必要がある。

これらを、中途半端に取り入れてしまうと、なにがコアコンセプトか訳が分からなくなる恐れがあります。昭和時代のヘルスセンターと避暑地の高級ホテルが混在したような・・・

地方空港と地域経済界がタグを組み、よりコンピタンスを明確に打ち出した戦略が重要だ、と感じています。

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