北極海

メダカの正体は?!地球が悲鳴を上げている

地球温暖化が年々歳々酷いことになっている感じです。G20での日本は、温暖化は止めたいが親分のアメリカの意向を無視できないし、と苦しい立場ですね。

わたしはもう25年も前の衝撃的な体験を忘れられません。

神奈川県は藤沢市の南の方に、通称、「蓮池」がありました。50年以上以前、わたしの小学校時代の通学路の途中にあった大小3つ4つの池や沼。一番大きい蓮池には文字通りハスが茂り、小鮒、クチボソ釣りを楽しんだもの。めだか、それも通称藤沢メダカはそこらじゅうに群れを作っていましたから、捕れてもリリースしていました。

その後、池の多くは埋め立てられた住宅になっていきましたが、一部、小さな池が残っていました。平成初期のことです。幼かった我が子を連れて、この蓮池に来ると、メダカの稚魚がたくさん泳いでいる。唱歌の「メダカの学校」さながらです。

あれ、藤沢メダカは絶滅の危機だと耳にしていたが、こんなにたくさんいるんだ・・・わたしは嬉々としてタモ網で子メダカをすくったものです。

10匹ほど小瓶にいれて、東京の自宅の水槽へ。子供たちも餌やりをしたり観察したり、楽しんでいました。

二週間ほどのち。怪奇現象に遭遇したのです。

宴席を終えて帰宅し、電灯をつけると、水槽のメダカの姿態が妙なんです。尾びれが異様に大きく、かつ体も何となくカラフル。どのメダカも似たような変化。

さらに1週間経つと、尾びれはひらひら、体色はより鮮やかなカラーに。なんと、メダカだと思っていた魚たちはグッピーだったのです。

かつて、蓮池は真冬には何日も結氷しました。氷上に舞い降りた何十羽もの白鷺たちを間近に見ながら、霜柱の立つ小道を走る。それがわたし達の通学風景でした。ですから、南方のグッピーなど越冬できなかったのです。

ところが。恐らくどこかの飼い主が離したグッピーは、温暖化で結氷もしない蓮池で越冬できるようになった。しかもグッピーは卵胎生で生存競争に強い。在来のメダカを駆逐してしまったことは想像に難くありません。

蓮池には、かつては在来のゼニガメもいたし、地下で片瀬川あたりとつながっていたのか、秋にはハゼもいました。でも今は、巨大化したミドリガメ、それにザリガニしかいない。

やがて、東京の高層マンションに大王ムカデが這い回り、ごみ置き場にはサソリが出没することでしょう。

昨晩は、五反田駅近くの植え込みから、見慣れない顔の、猫のような狸のような動物と視線が合いました。ハクビシンでした。


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