見出し画像

裏方さんたちのお仕事

コンサートに行きました。
4か月前から楽しみにしていました。
こんなときだし行かない選択もあったけれど、たくさん考えた結果、対策をしっかりして行くことに決めました。

会場のスタッフさんたちも各々が感染症対策しつつ、感染症対策のためのお仕事をされていました。
蒸し暑い中、マスクとフェイスシールド、手袋。
検温する係、チケットを確認する係、手の消毒をする係。
入場するまでにたくさんのスタッフさんを通り過ぎました。
今までのコンサートよりもたくさんのスタッフさんがいたような気がします。

今日の席はエンジニアさんのブースが見える場所でした。
機材に囲まれて粛々と仕事をする姿を一度見たいと思っていました。
少し離れてはいるけれど、操作をしているところは見えました。
今日はアーティストよりもエンジニアさんに釘付けでした。
こんな時でなければ、「ちょっと聞いてもいいですか?」って話しかけちゃったかもしれない。
会場のスタッフさんが一人立っていたから、話しかけたら注意を受けたかもしれないけど。

機材のことは全く分からないので、何をしている人なのかさっぱりでした。
照明かな?音響かな?
何かスイッチを触るタイミングで照明が動き出すような気がして、最初は照明のエンジニアさんだと思いました。
ずっと見ていると、照明と合わないときが出てきます。
やっぱり違うなあと思ったそのとき、エコーをかける瞬間が分かりました。
どうやら、音響のエンジニアさんだったようです。
エコーのときは確実なのだけど、その他の曲中に触っているのは何なのか、遠目からはさっぱりわかりませんでした。
MCのときに、音質の調整をしてるのがわかったくらい。
家に帰ってもあの機材がどういうものなのか、そもそも客席で機材を触る人はどういう職種なのかが気になって調べてみました。

音響の仕事をする人はPA(Public Address)エンジニアというそうです。
仕事の内容によって呼び方が分かれていて、今日わたしがじっと観察していたのは、どうやらハウスエンジニアと呼ばれる人だったようです。
観客席に聞こえてくる音を総合的に判断して調整するお仕事をする人。
その人がコンサートの音を最終調整してるので、万が一ミスがあれば演目が台無しになってしまう恐れもある、とても重要な役割と知りました。
かっこいいじゃないか!
みんなアーティストに会いたくて集まるわけなんだけど、こういう裏方さんがいてこそ最高のパフォーマンスを見られるのだなと思いました。

わたしがもう一つ気になったのは機材。
少し前から映像関係の話を聞く機会があって勉強していくうちに、機材に興味が出てきました。
大きなテーブルでモニターがついていたあの機材は、どういうものなんだろう?
検索していたけれど、それらしいものにはたどり着けず、機材を知るにはその仕事を知らなければと思い、ついにはPAの仕事の基本から知りたくなっているのです。
ええ、また本を検索しました。
先日、積読解消宣言をしたのにもかかわらず…。

いや、まだ買っていません。
検索しただけです。宣言が頭をよぎって、購入ボタンは押しませんでした。
今日のこの気持ちはコンサートの余韻であって、長続きしない恐れがあります。
積読を解消したうえで、まだ気になっているようなら勉強することにします。

コンサートに限らず、舞台を見ると必ず裏方さんの仕事が気になります。
チームでツアーを回るって、大変だろうけど終わったときの達成感は半端ないんだろうなって。
死ぬまでワクワクしたいよね。

それじゃあ、また明日。


「好き」で満たす暮らしを目指しています。