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本と生活

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本、読書、独学への敷居を低くして生活の一部として楽しむためのヒント帖
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暗闇を壁づたいで進む読書ー"Fear of the Dark"より

今月は本代に4万円以上使ってしまった。2,000円台の専門書が多かったからか。とかく完全なる赤字である。お盆の9連休が思いやられるな…。 ▲キンドルアンリミでかさ増し予防線を張る しかし「長生きリスク」という言葉が出てしまうような暗い社会では、もはや生活の長期的な維持や自然な身体的消耗を期待せずに死にたいなとも思う。だから好きなことだけしようというわけではなく…とりあえず「あたしは読書したなー・書いたなーって思って死にたい」、的な。 家族に飯食わさなあかんとかそういうのを

働きながら学ぶ楽しさが線として膨らんでいく

方々の話題をつなげたような文章になるかもしれませんが、何も参照せずに今頭にあることだけを棚卸してみます。 何も見ずにあるテーマについてまとまった文章を書くのは、ライティングと自分の能力のフィードバックになり非常におすすめです。論文試験のようなもので頭の筋トレになります。特に速くたくさん書くスキルを身につけたい方はぜひに。 ------ あちこちでリカレント教育やらリベラルアーツやら言われ、「じゃあ勉強するか」と向学心が湧き上がるのは非常に良い。しかし「じゃあ何を学ぶか」が

独学の合間に得られる果実

Amazonで2,700円もしたけどどうしても欲しくて買った、チャーチル『わが半生』より心惹かれた部分のひとつを以下引用。 私はこのとき初めて指導者を数多擁している大学の若殿連中を羨ましく思った。一生をあらゆる学問の修得、集中に捧げる師、自分の集積した宝物を日暮れて途遠からざる前に、学生たちに分配しようと努力する学匠を彼らは擁するのだ、それにも関わらず、この貴重な光陰を、池塘春草のようにくらす学徒の多いのはいかにも遺憾千万だ。人間一生は結局、知行いずれかの十字架に釘付づけに

読む時間をどう確保するか?

連休早々熱が出たので、Kindleを読む⇆寝るの1日を過ごしました。 寝込むのは大嫌いですが(好きな人はいないかな)読書できる余力があればむしろ最高なんですよね。 おかげで300ページくらいの本3冊と漫画4冊読めました。漫画いいですね。比較的頭を使わないのでしんどくても結構読める。 ただそんなボーナスタイムは稀で、平常運転の時に読書の時間を割けるかは結構大きな問題です。 本読んで当たり前レベルまで習慣化できているか、もしくは相当意識して「今しかないねんで、読めや!」って自分

私の読書量1,000冊考

1,000冊で見える世界1ヶ月1日1冊読書マラソンをしたときを除いて、月何冊読んだか数えたことがありません。哲学書とかロシア文学とか読んどいて冊数数えるって、私としては単純にかっこ悪いと思うからです。 それでもざっと見積もれば、人生トータルで確実に1,000冊は読んできています。1歳で本読まれへんやんなど考えなければ、単純に平均出したら年40冊、月3~4冊で良い。流石にそれ以上は読んでいる。まあ25年生きて1,000冊なので、とても多読とはいえない量です。 ▼本を1,000