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せきららという言葉が1番合ってる

5月4日に活動を再開してから
1ヶ月が経って
決まっていたイベントやライブも全部落ち着いた今、ここ1ヶ月弱の私の生活を書いておこうと思う

ここから先はとても私の話でしかないから何も得るものはないけど
とても暇を持て余してるか
とても興味がある方はスクロールしてみてください


5月4日よりも前、4月中旬に時は遡る
とても必死だったしとてもワクワクしてた
新しいことをなんでもやってみたいと思ったし、やってみたいことができたら協力してくれる人をとにかく募った
これがやりたい、あれがやってみたい
ここへ行きたい、こんなものにしたい
たくさんの話をしたし
ここ何年かで最もアクティブだったと思う

そのとてもいい調子で5/4を迎えて
たくさんの方のおかげで大成功

さあ、もう一度頑張って行くぞと心に決めた、その4日後には風邪をひく

それがかなり長引く

その間にたくさん夢見てきた反動で
とても現実的になりすぎた私の悪い癖で言葉を選ばずに言うとうつ病が再発した

不調に次ぐ不調を私がすでにずっと持ってる注意力の欠陥が波風を立てて
通院もするようになった

青い服を着た先生
毎週月曜日に行くのに
俯くばっかりで顔も覚えてない

たくさん涙が出て
どうしたらいいかわからず
真昼間に虚な目で徘徊をしたり
2日の間ずっと泣いていたり

でも、それを誰にも知られたくなかった

私が、ひかりのなかに というバンドとして誰かと会っている時
必死になって嫌なことや気持ちの波をグッと堪えて笑顔でいることだけを考えた

誰かと居ても我に帰るとひとりぼっちになってしまう

悲しくなかったって涙が出る時もあるよね

必死に出すアドレナリン
ずっと向き合わなきゃならないと思いながらもすべてから逃げ続けながら自分で自分を大丈夫と言い聞かせるのはずっとこの弱くて脆い自分の気持ちと向き合っても難しい

寄り添って、向き合ってくれる人がいればいるほど私は弱っていってしまった

そんなときでも曲を書く

ずっと、この潔さが格好いいんだと
1番までしか書いてなかった
「pray」と言う曲

私の痛みは私だけのもの

谷川俊太郎 - 願い

この言葉は私の発明じゃない
私が敬愛する谷川俊太郎さんの言葉だ

私がこの言葉と出会った時
私自身を見透かして
「この言葉が欲しかったんでしょう」
と、神様が言ってくれたように思えた

分かろうとしないでください
私がうわごとを言いつづける時
意味なんか探さないで
夜っぴて私のそばにいて下さい
たとえ私があなたを突き飛ばしても

谷川俊太郎 - 願い

この言葉が私を掴んで離さなかった
私は恋人でも、友達でも
本当にだめになったとき
SOSを出すくせに

「なにがわかるっていうの?そんな言葉欲しいわけじゃない」

とこころのなかで突き放す瞬間がある

私があなたをわからないように
あなたも私をわからない

そう思ってる

だから、私の詩だとそう感じた

この言葉があまりに衝撃で
どうしてもこの詩から着想を得て
pray、という名前の曲が書きたかった

話は戻るけど、その曲の続きを書こうよと言ってくれたのは
今のサポートメンバーの2人だった

せっかくいいメロディ、勿体無いよとまで言ってくれてたから

いつか必ず書きたいと思っていたとき
私の気持ちと運命的なリンクを果たして2番ができた

ねえ今私が
守りたい場所なら
突き放してしまう時が来ても
そこには愛情があるわ

傷跡が癒るその瞬間に
やっと気づく気持ちがあるの
汗をかき
ふるえる熱
この気持ち分からせてたまるか

私の願い、それは私だけのもの
分からないでいい
ただここにいてほしいの
それだけでいいよ

あなたの願い、それはあなただけのもの
触れようとせずに
ともにさまよってあげるよ
それだけがいいでしょ

ひかりのなかに- pray

中でも「この気持ち分からせてたまるか」というのは本当にその時の気持ちそのままだった

あり得ないくらい心が痛くて
だれもわからないくらい自分を責めてた
その時間の全てを知ってるのは私だけ

簡単に「分かるよ」と寄り添わないで
誰にも分からせてたまるか
そう本気で思ってる

努力もかなしみも怒りも憂鬱も
結局全てを知るのは自分自身だけ

最後に守れるのは自分自身がちゃんと認めてあげること、その先に願いがある

そう書きたかった

自分をたくさん嫌いながら
今日も私は自分を愛す術を探す
誰かの言葉が自分の言葉になる瞬間を
いつか、誰か、私の詩で体感してもらいたい

この痛みを大事にしたい

痛みを知れば知るほどやさしくなれると今でも信じているから

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