ヤマシタカホ

東京で「ひかりのなかに」というロックバンドをしてます

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東京で「ひかりのなかに」というロックバンドをしてます

最近の記事

貝殻の中を覗く

最近コミュニケーションをよく取る 好きだと声を大にして言いたい人も増えたし、この人がいるなら明日も頑張れるんだって思うことも増えた そのパワーを感じられる時 私は過去を振り返る。 好きだと思える場に私はいつでも依存して、それは時に音楽、アニメ、漫画、1人の人、とそれぞれ 何かにのめり込むことで愛情と安心を感じた。 無機質なものへの愛情は 私がそれを注ぐことで、対価を感じるかの如く、更新を待ち望んだ。 私はそうやって生きてきた。 居場所を自分で生み出すことでしか居場所とい

    • pray - セルフライナーノーツ

      重い時だと12kgだった 空港内で手荷物を預けるときに乗せた測量計で 初めて知ったキャリーバッグの重さ いつも持ってるからそんなに重いだなんて知らなかった 私はバンドを離れてから一度 同じように大きな舞台に憧れている女の子たちが 少しでも夢に近づけるためのバックアップをする仕事をしていた 初めてもらった衣装に目を輝かせたり さまざまな場所でたくさんの愛情をもらう姿に 過去の自分を重ねてしまったりしていた そんな頃、毎日働いて寝て起きて 一生懸命過去の自分に蓋を閉じて ア

      • 悩みは数珠繋ぎ

        うれしいことがあっても 何か一つがきっかけになって3時間とか平気で悩んだりする事がある 今日、話してた話を思い出したとき 過去、言われた酷いこと、とか 悪意のない言葉で受けた怪我とか 厄介なことが多いと 私がもし、こうだったら良かったのかなと、自然に自分を曲げる癖がある そうすると大体のことが相手の主導権となって、相手は怒らずに済むし悲しまなくて済むし納得してくれるし下手したら何にも気づかずにいてくれるし そういう逃げ方で生きてきた そういう逃げ方でいいと思ってた

        • 痛い目みてもいい

          「こんな時代じゃあ手間暇掛けようが掛けなかろうが終いには一緒くた」 「きっと違いの分かる人は居ます そう信じて丁寧に拵えていましょう」 「痛感したいです近寄れば悲しく離れれば楽しく見えてくるでしょう」 これが人生だと言い切ってくれた偉大なる作家がこの世にいる 私が1番人生を悩んだ時 雷のごとく私の前に現れた彼女の言葉は、私の手を取ってこの言葉をくれた その当時は、正直たくさんの人があらゆることを手助けしてくれる反面その人たちを私1人が背負っているという大きな自覚や

        貝殻の中を覗く

          話そうと思ってたけど話せなかったこと

          大阪に来ました 片道、何時間かかったかわからないし 道中、疲れちゃって声出なかったりしたらどうしようとか考えて 意味なく喉に効く抗生剤飲んだりしてたりもしたけど たのしかった〜、バンドやっててよかった 知ってる子も初めての子達もあの時、歌を聞いてくれてないな〜って人どこにもいなかったし なにより、そのおかげで力が増幅に次ぐ増幅、とっても調子良かった気がするよ(うたが) 楽屋にはたっくさんのバンドの名前とセットリスト この数を当たり前に超える 想像もできない数のバンドが世

          話そうと思ってたけど話せなかったこと

          せきららという言葉が1番合ってる

          5月4日に活動を再開してから 1ヶ月が経って 決まっていたイベントやライブも全部落ち着いた今、ここ1ヶ月弱の私の生活を書いておこうと思う ここから先はとても私の話でしかないから何も得るものはないけど とても暇を持て余してるか とても興味がある方はスクロールしてみてください 5月4日よりも前、4月中旬に時は遡る とても必死だったしとてもワクワクしてた 新しいことをなんでもやってみたいと思ったし、やってみたいことができたら協力してくれる人をとにかく募った これがやりたい、あれ

          せきららという言葉が1番合ってる

          バンドって楽しいよ

          バンドってたのしいって なんでもない時に言えるようになったのって結構成長 何が重要かって、それが今言えること 特にここ何ヶ月かは バンドのこと考え出したら やることがこんもりあって バンドのことに立ち返るたびに 「あ〜もう!まるごと私がやってやんよ」のマインドを思い出す やってもやっても終わらないのは このバンドが着実に前へ進んでいるということを意味するんだと気づいた瞬間愛おしくてもうどうにかなってしまいそう なんでもっと早くに始めなかったんだろうと思う手前 それ

          バンドって楽しいよ

          傷つけないで

          女性という性を受けて なんとなく生きていたら 突然12歳の頃 一般的に生理と呼ばれるものがやってきてそれから、今日まで そして多分この先30年くらい一緒に過ごす月に一度の地獄がはじまった 学生時代は、体調の不調に悩まされていたし、本当に人それぞれだから 理解してもらえないこともあった それが嫌で薬をのむようになったら 今度は情緒に影響が出るようになった たったわずかなかすり傷でも 深い傷のような気がするし 「それは違う」という“意見交換”ですら “拒絶された”に変換され

          傷つけないで

          悪くないと思えた

          ふと、考え事を始めると 長引くし、それが正しいのかすらわからないまま意味もなく 自分自身のことや その周りを取り巻く色々なことに 「ああなんじゃないか」 「こうなのではないか」と考えてしまう いつも、こういう話をするとき 無駄だから嫌になる とか 仕方のないことに時間を割くのは辛い などと考えていたけれど 最近、そうでもないなと感じてきたので少し書いておこうと思った 最近は、考えたところで答えの出ないことをしばらく考えつづけることが多分好きなんだと思うようになって言い方を

          悪くないと思えた

          一歩進むために止まります

          バンドをお休み、というか 一区切りつけてからまもなく1年 この1年間、私はただ、止まっていただけではなく ひっそりと、私なりに一歩ずつ前進をしていました そのなかで、私にとって1番と言っても過言ではない「ひかりのなかに」という存在を想い 今の私とひかりのなかににとっての 最適解を模索し続けていました SNSの更新や、一度だけ動画を上げたこともありましたが ライブや、音源をつくること バンドらしくいることはなかなか納得のいく形が見つからずにいました その間にも、時は進

          一歩進むために止まります

          自分の中にある決して変わらない(と思っていた)部分が  少しずつ形を変えていってしまっていることにも気づけないまま 4月になってしまいそうです ずっと変わらないというのは難しいのに 変わって欲しい部分は変わらずに それは例えば私でいうと 切羽詰まったり悩んだり焦ったりするときに 右手の親指の横の皮を 同じく右手の人差し指の爪で血が出るまでめくってしまうこと 小さな小さな自傷行為だけれど この行為がないと気持ちを押し殺せないのは 物心ついた時から変わらない 今日もボロボロに

          2021→2022

          こんにちは。お久しぶりです ひかりのなかにヤマシタカホです。 今でも歌を歌うことは大好きで 音楽も休止直前に比べたら 良い意味で何も考えず聴くようになりました。 今日は休止をしてから今までの心情を そして、2021年へお別れを 今日は少し書き留めておこうと思います 休止する前、私は 「この発表をしたら後悔するのではないか」と 自分の居場所を自分の手で失くしてしまうことを 酷く恐れていました。 ただ、当日発表を出した時のなんとも形容し難い 手の震えや鼓動が速くなる感覚は

          光の中に

          まずは、心配をかけてすみません。 決まっていたイベントの 出演キャンセルがあったあたりから 「あれ?どうしたんだろう」 と思われる方も沢山居たでしょうし その数日後に休止をする発表をして そんな素振りなかったのに 急だなと、きっと思われたでしょう。 多分皆さんが想像する私の姿と 本当の私というのは違っていて 私は皆さんが思うより強くありません。 休止のコメントにも書いたように  「私自身が誰かにとっての光であるために」 と、半分は言い聞かせながら 弱い自分と何度も何度も

          .demo project

          ハッと気が付いた時いにはもう一年の半分に差し掛かっていて まだ19年と少ししか生きてないのに この時の流れなら この先どうなってしまうんだろう! と思う毎日です。 ワンマン以降、ぱったりと表に出ず 過ごしている中で それまでなんとなく放っておいたことや とっ散らかってたのを 見過ごしていたもののこと等 身の回りのことを考える時間が格段に増えて そんな中で真っ先に整理する 対象になったのが 「音源化されずに放っとかれた曲達」 でした。 私の中で生まれた曲を必ず全て形にする

          こんなことしか言えないけど

          私は、部屋で作業をしていた 毎週更新することになった事柄と それ以外のこと、全部バンドのこと 「もうこんな毎日こりごりだ」 と思うフェーズもとうに通り越し いつか知らぬ、曖昧な「来たる日」の為 それまでにバンドが死なない為 ただ、頭で反芻したり 曲を書いてみたり 淡々と過ごしてやり過ごしてる そんな中、世の中はゴールデンウィークという週間に入った 本来なら、(その本来ですらよくわからなくなっているが) この時期は「春フェス」と呼ばれるものが立て続けに行われる。 去年は当然

          こんなことしか言えないけど

          たりないのでつぎたす

          ワンマンを終え、春休みを終え 制作に本腰が入ってきた今日この頃。 春休みの間どこへゆき何をしたかの話を少し書いてから 本題に入ろうと思います。 まず、どことは明記しませんが 東京から離れ山のある場所で4~5日過ごしました。 自然と大きなイオン 国道沿いに並ぶ大きな薬局や大きなラーメン屋 そういう場所にいました。 とにかく「東京から離れること」が私には必要で 色々な状況が重なる中で 本当に物凄く躊躇しましたが このまま東京にいても また心身ともに不健康になる予感がして 止

          たりないのでつぎたす