2021→2022

こんにちは。お久しぶりです
ひかりのなかにヤマシタカホです。
今でも歌を歌うことは大好きで
音楽も休止直前に比べたら
良い意味で何も考えず聴くようになりました。

今日は休止をしてから今までの心情を
そして、2021年へお別れを
今日は少し書き留めておこうと思います

休止する前、私は
「この発表をしたら後悔するのではないか」と

自分の居場所を自分の手で失くしてしまうことを
酷く恐れていました。

ただ、当日発表を出した時のなんとも形容し難い
手の震えや鼓動が速くなる感覚は
少し時間がたった今整理すると
ずっと、どこかで言い出したかった
でもこの本音は誰かをガッカリさせてしまうことも知っていた
だから言い出せずにいた本音を

みんなに知ってもらいたい、と一歩前に踏み出した時の
緊張だったのだと、そう思います。

打ち明けてからは一気に肩の荷が降りて
4年間張り詰めていた糸が切れたように
一度ひかりのなかにとお別れができたような気がしました

ひかりのなかにでなくなった今
一人のただの当時19歳として
人生のうちに一度は経験してみたい、と思えることを
色々な人の支えの中で叶えました。

あたらしい世界でリセットされて
バンドを新しく始めたときの感覚に似た
高揚感だったり
見るもの全てが新しいもののように感じる気持ち
自分の無力さに絶望をしたり
ひたむきに向き合うことの素晴らしさを
0から始めるから見えるものを
今は毎日吸収しています。

その間、これを読んでくださる皆さんや
知人、友人から
もうひかりのなかにはやらないの?と
聞いてくださる方がいました

今の私の答えは
曲を書くこと、歌を歌うことは
今でも何にも変えられないくらい大好きで
自分に必要不可欠だと思う時もあるけれど

一番ひかりのなかにが輝いていた休止前を
更新できる、と思えるほどの自信も
あの日のように
いつ崩れて迷惑をかけてしまうかもわからないまま
それでも音楽に全てを捧げたい、と
思えるだけの自信もまだ無いです。

時間が経てばまたその自信が戻ってくるものなのか
それとも少しずつ大人になって
考え方が変わってしまったのか
それは誰にもわかりません。ごめんね

それでもひかりのなかにという存在を想い、考えることが
最近またじわじわと増えています。
私はこれからひかりのなかにをどうしたいのか
どういう存在でいて欲しいのか



私のバンドは15歳の頃できました。
ただ格好いいからバンドがやりたい!
多分それくらいの感覚でした

次第に曲を書くようになり
詞を書くようになり
どんなに歌が下手くそでも
ひかりのなかにを好きでいてくれる人ができました

あまりに色々な経験をしたものですから
自分でも実感ができないようなことばかり
ありがたい反面募る不安や焦燥感が
2021年、弾けてしまいました

悔しくて、毎日のように
頭の中で自分自身に向けた罵詈雑言が止まらなくなり
もうどうしようもなくなっても
声を上げたらひかりのなかにが止まってしまうことも知っていたから
SOSが出せないそんな日々を繰り返していた春
SNSも部屋の中も環境全てに居場所がなくなったように感じました

でも、過去私が部屋の中で唸りながら生まれた曲達は
そんな時だってずっときらきらしていて
もっとこの曲に日の目を見てほしいと
何度も何度も思う気持ちは変わらず
ただ、自分自身が舞台に立ち、歌を歌うことは困難で
それらのせめぎ合いでまた少し落ち込みました。

今の私にとってのひかりのなかにとは
大人と子供のはざまで生まれる
苦悩や葛藤、それら全てを昇華した希望のひかり
そして
いつでも初めて音楽と触れたあの頃に戻れる
1枚のアルバムのように
思い返したい時は
再生ボタンを押せば鮮明にあの頃に戻れば良い
死に物狂いで一生懸命だった私にまた会えるものと
今はそんなふうに考えています

私がひかりのなかにで求めているものは
きっと、もう生み出せないかもしれません。

ガッカリさせるような言葉だということは
誰よりも理解しているつもりです。
私自身、ひかりのなかにがだいすきで仕方がないから
新しい曲がこれ以上出ないかもしれない、ということは
とても心苦しいです。






今日、文章を書いたのは、暗い話ばかりをしたい訳ではありません
みなさんに聞いてもらいたい、これからの話もさせてください。

休止をする上で
ひかりのなかにとして今でも心残りなことがあります

みなさんの目の前で休止のお知らせができなかったこと
結果として5月のライブがラストライブとなってしまったこと
そして、今までありがとう、とごめんなさいを
きちんと自分の声で伝えられなかったことです

こんなに愛してくださった皆さんを
最後とても突き放すようなやり方で
終わってしまうなんて、自分のポリシーとして許せません。

なので2022年
きっとどこかでひかりのなかにとして舞台に立つ日を作ります。
いつになるのか、それがどこでやるのか
何も決まっていませんし、今はまだ私のただの空想です

ただ、必ず約束させてください。
暖かくなった頃、ひかりのなかにとしてまたあなたと会いたいです。

そしてその時は、「おかえり」じゃなくて
「いってらっしゃい」と背中を押してほしいです。

またあなたと会えるその日まで
健やかにお過ごしください。

よいお年を


2021.12.26
ヤマシタカホ

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