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回避不能な免疫逃避パンデミック

Dr. Geert Vanden Bossche 2024年4月15日投稿(Substack)
How will the ongoing immune escape pandemic end?
の翻訳です。
原文を参照の上ご利用ください。

(2024/2/20)2024年4月19日著者HP(Voice For Science and Solidarity)に追記版が投稿されましたので、タイトルをそちら(The inescapable immune escape pandemic)に合わせ、追記部分を加えました。

この免疫逃避パンデミックはどのように終わるのか。

急性自己限定性ウイルス感染の自然なパンデミック時に、大規模な医薬的、あるいは非医薬的介入を行えば、より感染性の高い免疫逃避変異株の蔓延が引き起こされる。これによって、自然によるパンデミックの制御が複雑化し、遅れることになる。一旦、免疫逃避の流れが勢いを増すと、高度にCOVID-19ワクチンを接種された集団は、「HIVICRON」と呼ばれる高毒性の終着点に至ることを余儀なくされる。結果的に、この介入が集団にもたらす犠牲は、人為的介入が、脆弱な人々が発症した時に適切な早期治療を行うことに留まっていた場合に比較して、極めて大きくなる。大規模な医薬的、あるいは非医薬的介入による損失は、それらがもたらす免疫逃避に起因する。それは間接的に免疫反応の逸脱を引き起こすと同時に、ブレークスルー感染の波の原因となり、スパイクタンパク質のより保存された領域や、他のウイルスタンパク全般にまで免疫逃避が拡大するようになる。これが、高度にC-19ワクチンを接種された集団が、当初はウイルスの感染性に対して強い免疫圧力をかけ、終にはウイルスの伝播性全般に対する強い免疫圧力をかけるようになる原因である。これが進行すれば、ウイルスの増殖し生き残る能力に対する免疫圧力が頂点に達する最終段階では、ウイルスは宿主から別の宿主への伝播ではなく、宿主内で拡大せざるを得ない。この進化によって、ウイルスは上気道から、全身のあらゆる臓器へとあっという間に広がり、集団に急激に多くの死をもたらすようになることに疑いはない。

結論として、高度にC-19ワクチンを接種された集団は、痛みを伴う回り道をし、高毒性のウイルスを獲得して初めて、集団として、免疫逃避パンデミックを終わらせることができ、ウイルスをエンデミック化させることができるのだ(図A参照)。これは、自然なSARS-CoV-2パンデミックがエンデミック化するまでに辿ったであろう経路とは対照的である(図B参照)。

私はCOVID-19ワクチン接種者に対し、安全で広く入手でき、手頃な価格で抗ウイルス活性が証明されている薬剤を確実に入手できるようにしておき、COVID-19ワクチン接種率の高い集団に高病原性ウイルスの波が現れたら、それが遠く離れた地域であったとしても、すぐに予防的に使用することを強く勧める。


Fig.A
FigB


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