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女性経営者が考えるサバイバルオーディション番組「Nizi Project2」「A2K」「日プ女子」に学ぶ、夢を叶えるために求められる3つの力とは?

みなさん、こんにちは。三上結香です。

突然ですが、最近の趣味はオーディション番組を見ることです。数年前にJYPエンターテイメントとソニーミュージックが共同で開催したNizi Project を見たことがきっかけです。


オーディション番組の面白さ

練習生が短期間の合宿を経てどんどん成長し、最後にはNiziUとしてデビューするまでの様子がとてもおもしろくて、ハマりました。笑いあり、涙あり、最後はいつも感動でフィナーレ。気付いたら練習生のことを応援していて、デビューして欲しい!と感情移入していたり、オーディションで使われた楽曲を繰り返し聴いていたり。起業支援をしている私にとって、J.Y. Park(パク・ジニョン)のプロデューサーとしての視点も学び満載で、コメント1つで人が育っていく様子を見させていただいています。

この数ヶ月も、アメリカからKpopアイドルとしてデビューするA2K(VCHAとしてデビュー)や、NiziUの弟分としてデビューしたNizi Project2(NEXZとしてデビュー)、Produce 101の日本バージョンである日プ女子を同時並行で追っていて、ようやくすべてに決着がついたのでnoteを書き始めました。

Nizi Project Season2

ソニーミュージックとJYPエンターテインメントによる日韓合同オーディションプロジェクト。

A2K (America 2 Korea)

K-POPを代表する事務所であるJYPとユニバーサルミュージック傘下の米No.1レーベルRepublic Recordsとの合作グローバルガールズグループプロジェクト。

PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS

視聴者がデビューメンバーを決める韓国で人気のサバイバルオーディション番組日本バージョン。

これらのオーディション番組がなぜこうも見入ってしまうのかというと、13歳〜22歳くらいの男女がアイドルとしてデビューをかけて挑戦する姿が感動を生んでいるからです。今日は、彼らを見ながらデビューすることができた理由や、デビューするために求められている力を考えたいと思います。そしてそれは私たちの普段の仕事に大いに活用できるものがあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

1) フィードバックから自分の課題を明確にする力

オーディション番組で一番感動するのは、練習生たちが最高のパフォーマンスを披露するために、寝る間も惜しんで毎日練習を繰り返している姿です。自分で自分を誇れるくらいの圧倒的な練習量は、それだけで感動を生んでいます。

しかし、デビューを決めている練習生は、ただ練習しているだけではありません。練習する際に「どんな課題に取り組むのか」を明確にして取り組んでいる点が圧倒的に異なりました。審査員でもあるJ.Y. Park(パク・ジニョン)は、パフォーマンスを見る前に練習生に必ず質問を通して上記のことを明確にしていました。

限られたパフォーマンスの場でいただくフィードバックを通して、今の自分に必要な練習は何なのかを瞬時に理解し、そのことに取り組んで次のパフォーマンスに挑むこと。練習するのは当然で、それ以前に課題を適切に理解する力が求められていることはコメントからも伝わりました。指導者としてもただ感想を述べるのではなく、分かりやすく指摘やコメントをすることによって練習生に何を改善すべきなのかを明確に伝えている点が学びでした。

2) 自身の長所を理解し、最大限表現する力

アーティストとは表現者であり、歌やダンスなどパフォーマンスを通して観客を魅了させる必要があります。スキルやテクニックに長けているだけでは魅了することができず、観客の心を掴むために圧倒的な表現力が求められます。

実際のオーディションの過程で、表現力についてのコメントが多数見られました。顔の表情ひとつ、歌の歌い方ひとつ、細部へのこだわりが重要です。私が特に印象に残っているのは、完璧なパフォーマンスを披露したA2KのGina(ジーナ)です。

Ginaはこの個人パフォーマンスによって、ただテストに出された演目をただやっているかのようで、心が一切感じられなかったと厳しい評価をもらいます。私は最初パフォーマンスを見た時、完璧ですごいと感心していたので、まさかの評価に驚きました。しかし、その後のCamila(カミラ)の演技を見て、全く違う印象を受けて評価に納得させられたのです。

オーディション番組の中で、一番求められていることは自分を表現することだと感じました。荒削りでもいい、失敗してもいい、ただ自分の長所を理解し、どんな楽曲においても、どんな場面においても、舞台の上でもスポットライトが当たらないようなプライベートの時間でも、どこを切り取っても自分の長所が最大限発揮されていることが求められていることだと感じました。それを実現するためには、何よりオーディションそのものや、歌やダンス、パフォーマンスそのもの、そして自分そのものを愛し、楽しまなければなりません。自分のあらゆる姿を見せようと、楽しみながら準備をしている人たちこそデビューしているのを見て、学びでした。

3) 他者と協力し、チームの勝利に貢献する力

日プ女子はあらかじめデビュー人数が決まっていたため、練習生同士は切磋琢磨する仲間でもありライバルでもあることが明確でした。その中でも、練習について行けていない練習生に声をかけたり率先して教えようとする姿勢が学びでした。競争しなければならない中だと、自分だけ上手くなれば良い、自分だけオーディションに合格すれば良い、など自分中心に考えてしまってもおかしくない中で、周りにまで気を配り、自分の練習時間を割いてまで周りをサポートする姿勢に感動しました。

それができる理由は、まず何よりも、一緒にデビューしたいという強い想いがあるからだと思います。私はその想いに感動します。
同時に、その想いを具体的な行為に落として、限られた時間で自分自身を仕上げている仕事のクオリティの高さが求められます。自分の実力すら不足している状態では、周りのことまで気を配るなんてできないですよね。圧倒的な練習量によって自分のことはすでに完了させているからこそ、他の練習生の上達、達成、合格にもコミットできるのだと思いました。

そして、そのことを最初からずっとやり続けている人が自他ともに認めるリーダーだということも学びました。Nizi Project2でトモヤが満場一致でリーダーだと認められていた姿は圧巻でした。

まとめ

夢を叶えるために求められている力を3つ紹介しましたが、大前提、夢を叶えるためにオーディション番組に出演すること自体が勇気のいることであり、自身の可能性に期待をしているからこその行動だと思うと、出演すると決めることが何より重要だと思います。

一度デビューしていた人たちが再デビューを目指していたり、すでに練習生として活動している人がいたり、歌もダンスも未経験で参加する人がいたり。デビューする人は元々の才能やスキル、テクニックだけで選ばれたのではなく、今いるところからの圧倒的な努力量と変化量で観客や審査員を魅了した人がデビューを勝ち取っていました。

アイドルグループやアーティストに限らず、それはどんな仕事やどんな業界でも同じだと思います。誰もが共通して、今の自分で勝負するしかありません。デビューしたい、夢を叶えたい、その想いを実現するために、周りからのサポートを受けながら必要な課題を克服し、自分だけでなく一緒にチャレンジしている仲間の勝利にも貢献する。そして何よりそのことを楽しみながら邁進している人が成果を手にするのだということを学びました。

私も求めているものを手に入れるために、彼ら/彼女たちのように邁進し続けたいと思います。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

三上結香オフィシャルサイト


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