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中学生もカタカナ英語だと知っている

あるメルマガに、いまの中学生は英語の発音をどう習っているかについて、親の体験談が書いてあった。

何十年も前のことではない。2021年1月現在の話である。

とくに説明はいらないと思うので、以下、途中少し省略したかたちで転記させてもらいます。


「...中学生の娘と息子に聞いてみました。

(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ、首都圏のごく普通の公立中学校に通っている中学3年生と1年生)

「ねえ、学校でLとRの発音ってどうやって習った?」

中3娘「・・・別に習わないよ」

えーっ!!! しょっぱなから仰天の答え

娘「違うってことは知ってるよ、
リスニングのテープ聞けば違うから。
で、うーん、1年生の時の先生が
Lは舌を上顎に付けるけどRは付けないって
言ってたなあ。それだけ。」

中1息子「それすら無い。
発音なんて教えてもらったこともなければ
注意されたこともない」

「英語の授業で、Repeat after me!ってやらない?
みんなで復唱しないの?」

娘「するよ。みんなでハッピーにカタカナ英語(笑)!」

息子「英語ぺらぺらの帰国子女もクラスに何人かはいるけど、
いつも黙ってるよね」

娘「そうそう、あれじゃ合わせようがないよね
大半がアイ シンク ソーとかって
大声でカタカナ言ってるんだから」

娘「私は英語好きだから、発音もちゃんとしたいと思うよ。
リスニングのテープ聞いて練習したり、
英会話のテストで先生と1対1の時には
英語らしく発音するようにしてる。
でも、英語の授業中に先生に質問されたら
カタカナ英語で答える」

「発音記号とかも習わないの?」

娘「全然」

「じゃあ、知らない単語をどうやって発音するの?」

息子「なんとなく。
あ、これに発音記号も一応書いてあるよ」


と渡されたのが、“ミニ・タン”という
教科書完全準拠版「ミニ学習単語帳」

手に取ってページをめくって
またしても仰天!

確かに発音記号は載っています。

載ってはいますがその上に
ご丁寧にも赤字で
カタカナで読み方が表記されているのです!

以下[カタカナ]がその写しです。

身の回りの英語コーナー

T-shirt [ティーシャート](名)Tシャツ
English [イングリシ](名)教科:英語
notebook [ノウトゥブク](名)ノート
Juice [ヂュース](名)ジュース

では気になるLとRはどうなっているでしょう?

right [rait/ライト](副)右に
left [left/レフト](副)左に

やれやれ、時代は移れども、
日本の子どもたちは
いつになったら
カタカナ英語から脱却できるように
なることやら・・・」

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