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英語のツボは概念と発音

概念の運用には、二つの面がある。


○ 内容面   概念の内容を理解し、認識の内容に適切な概念を対応させる能力。概念を理解するということは、他の概念との結合を広げながら(ヨコの拡張)、上位の概念や下位の概念との関係を理解していくということである(タテの拡張)。


○ 形式面   個々の概念の内容と結びついているつづりや音声の表象を思い浮かべ、それらを連結させて、物質的存在(表現体)にする能力。


外国語の場合、内容面では、個々の概念を連結して、自分の認識を表現する練習が有効である。そのためには、深くて正確な文法(概念の体系)の説明を、誰かが行う必要がある。


形式面では、単語のつづりや音声の表象が正確に心に浮かび、それを自在に音声・文字にしていく練習が必要になる。そのためには、つづりだけでなく発音記号が役立つことがある。


私が、文法と発音を英語習得のための二大ジャンルとみて、その習得方法を開発しているのも(TransGrammar、TransVoice )、概念の運用に上記の二つの面があるからである。

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