◆ 私が学生時代に開発した概念に、“パーソナル・スラック”というのがあります。

　パーソナルスラックとは、簡単に言えば“個人のゆるみ・ゆとり”のこと。私は、人は多様なパーソナルスラックを身につければ、考え方や行動に奥深さが備わると考えています。（→ 注1）

　最近、トランプ氏の発言がニュースなどで増えてきました。私は、おかげで、パーソナル・スラックの大切さ思い出してしまいました。［#パーソナルスラック］

　トランプ氏のパーソナルスラックは、底が浅い。貧乏でもロクでもない親に育てられたわけでもないのに、どうしてあんなにも身勝手で偏ったものの考え方の人になったのですかね。

◆ 人は、どんなに頑張っても、どんなにリキんでも、“最適”なことはできません。

　“最適”や“最善”さらには“最短”でものごとを成し遂げようとしても、人は神様ではないのでそれは無理です。要は、人は、知らないことの方が多すぎるのです。

　ならば、遠回りのように思えても、結果的には無駄でも、さまざまな経験を重ねて身をもって理解することでしか、ものの考え方を広げることはできないのだと思います。

　人生で近道しようと思ったら、人としては失敗してしまうことになります。まぁ、その人が失敗するのは勝手ですが、他人を巻き添えにしてもらいたくはないのです。［#巻き添え］

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●（注1）　　パーソナル・スラックの大切さについては、2006.2.20のブログ 『パーソナルスラック』をご覧ください。［→ http://bit.ly/1p9rSjj ］

［※　以下は、カンパのお願いです。気がむいた時だけでかまいません。］