共感工房 “アメリカは賃金アップに積極的”

◆ アメリカ人の積極的な発想がうらやましい。

~~< 以下 引用 >~~   ■ ファストフード従業員の最低賃金、時給2980円へ 米加州 ⇒ https://is.gd/hCD4uD ■

 米カリフォルニア州のニューサム知事は30日までに、ファストフード業界の従業員の最低賃金を来年4月1日から時給20ドル(約2980円)に引き上げる法案に署名した。


◆ 時給20ドルが妥当な水準なのかどうかはともかくとして、人が集められないなら賃上げは必然です。

 政治が賃上げを公式に推進してくれれば、ある程度の物価上昇も避けられない。でも、国全体の経済にとっては、むしろその方がいい。

 逆に、日本のように、賃上げすれば力のない中小零細企業は潰れるから賃上げは良くないという風潮が強すぎれば、経済は必然的に縮小していくことになります。

 そして、社会的には、いわゆる“ブラック企業”が横行することにもなります。間違いなく、そうなります。[ #ブラック企業 ]

 ブラック企業とまではいかなくても、企業は“安易なコスト低減策”として、賃金にしわ寄せしたがる傾向があります。少なくとも、私の周りはそんな事例ばかりです。

 そんなことでは、国全体の経済にとっては良いことはひとつもないと思います。


◆ 必要なコストを価格アップなどで対応できない企業は、むしろ、潰れた方がお国全体にとっては良いことなのです。

 競争力の弱い企業を無理に生きながらえさせても、良いことはない。無理に生き延びさせるより、“円滑な労働移動”を促進させる政策がより大切です。[ #円滑な労働移動 ]

 そもそも、日本は、安い賃金しか払えない企業たちにとっては“深刻な人手不足”。要するに、日本は、安い賃金で働いてくれる人が大幅に足りないのです。

 だから、結果的に、東南アジア方面からの“出稼ぎ労働者”が急増しました。彼らは、ほぼ全員が最低賃金の仕事に従事している実態だと思います。[ #出稼ぎ労働者 ]


 蛇足ですが、これまでは、為替がある程度の円高を維持できていたので外国からの出稼ぎ労働者も日本に来てくれていました。

 でも、円が安くなれば、そんな外国人労働者は賃金の高い韓国や台湾や他の新興国に鞍替えする。彼らは、お金を稼ぐことが主な目的なので、賃金の高い国に流れるのが必然。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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