◆ 軍の長官を投資家仲間から人選するとは、おかしな感性。

～～< 以下 引用 >～～　　■ 米海軍長官に指名のビルデン氏が辞退、利益相反を懸念 ⇒ http://bit.ly/2mBCSaG ■　　　トランプ米大統領が海軍長官に指名していた元大手投資会社幹部、フィリップ・ビルデン氏が２６日、指名を辞退すると発表した。　　トランプ政権の軍長官人事で、事業権益を理由に辞退した候補者は２人目。陸軍長官に指名されていたビンセント・ビオラ氏は今月初め、長年築いてきた事業の周辺から完全に撤退することは難しいとの理由で辞退した。

◆ 政治の経験や専門知識がなくても大統領はできますが …

　私は、大統領は必ずしも政治の専門家である必要はないと思います。ただし、充分な良識と、明快ではっきりした将来ビジョンがあることが不可欠です。

　トランプ氏は将来ビジョンはともかくとしても良識がありません。トランプ氏は、わけのわからない自分勝手な考え方をする人だと思います。

　良識とは、“偏らない適切で健全な考え方”のこと。残念なことですが、トランプ氏には、これが決定的なほど欠落しています。［#良識］

◆ 今回の軍関係の人選を見ても、それが一目瞭然。

　そもそも、軍の最高幹部に軍関係の経験がほとんどない投資仲間を選ぶ人などいますかね。そんな人を軍の長官にしても、軍の現場部門を掌握することはできないと思います。

　彼らがトランプ氏の要請を辞退するのも当然だと思います。調子に乗って引き受けでもしたら、後で恥をかくことになるのは容易に想像できます。［#辞退］

　トランプ氏自身に各分野の専門知識がないのは仕方がない。各分野の事情に全部精通している人など現実にはいません。

◆ でも、有能なスタッフが周りを固めてくれれば、政権として機能することができます。

　ところが、トランプ氏は、各分野の専門家たちにも信頼されていないようです。有能なスタッフもいなくて政権全体が素人集団では、政権としても機能しなくなります。

　これほど各分野の専門家たちに信頼されていないトランプ氏は、大統領になってはいけない人だったのです。

　これが、まだ国として安定していない発展途上国などなら、軍の現場部門は嫌気がさしてくる。まさに、クーデターでも起きてしまうほどの失態と思います。［#クーデター］

［※　以下は、カンパのお願いです。気がむいた時だけでかまいません。］