共感工房 “ネットの著作権は難しいかも”

◆ まぁ、当然そうなります。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 生成AI、訴訟相次ぐ 著作物の対価巡り ⇒ https://x.gd/1Y4II ■

 生成AI(人工知能)を巡る著作権訴訟が相次いでいる。作家や芸術家の作品のほか、報道機関の記事を無断でAIに学習させたとの訴えが多数を占める。生成AIは、文章や画像を容易に作成し活用できる道を開いた一方、人間が心血を注いで作った著作物の適正な対価の在り方が問われている。

 「ジャーナリズムへの巨額投資にただ乗りしている」。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は昨年12月、「チャットGPT」を開発した米オープンAIと、同社の技術を使うマイクロソフトを提訴した。数十億ドル(数千億円)の損害を被ったと主張している。

 生成AIは、基盤モデルに小説や論文、プログラミングコード、動画、静止画などを学習させることで、人間の指示を理解し回答を示せるようになる。開発各社は、インターネット上のデータを収集することで、回答の性能を高めてきた。ただ、その引用元の許諾を得ないまま使うケースが問題になっている。


◆ そもそも、インターネットがはじまった当初から、ネット上では著作権的なことは誰も気にしていませんでした。

 ネットでは“著作権はない”と思っていた方が良い。雑誌や新聞などで紹介されると、マネする人が出てくるのは止めようがない。[ #ネットには著作権はない ]

 普通のホームページなら、1週間もあればそっくり同じものが作れます。

 私が世界で初めて開発した“株の鉄人レース”は、私が開発して1年もしないうちに、10社以上の証券会社などが同じようなゲームをはじめました。

 私は、マネの素早さに驚きました。まず、最初にマネたのは日本最大手のN証券で、その後外資系証券や中小証券が立て続けに始め、最後には、何と、経済専門のN新聞まで。


 良識をわきまえていればマネをしても良いのですが、何のことわりなどもなくこっそりマネされるとは、ネットには著作権云々は関係ないと思ったものでした。


◆ そもそも、この業界は節操がない。

 私が開発したのはネット上のゲームでしたが、ゲームに限らず、一般のホームページでもあからさまなマネがまかりとおっていました。[ #あからさまなマネがまかりとおる ]

 たとえば、当時、一世を風靡した“ライブドア”のサイトは、“ヤフー”の完全なコピー。まさに、ロゴがヤフーからライブドアになっているだけのしろものでした。

 私は、“ライブドアはインチキ企業だから、みんな利用するな”と自分のホームページでキャンペーンしましたが、誰も言うことは聞きません。ブームというのは恐ろしい。

 結局、ライブドアの“ホリエモン氏”は最終的には刑務所行になりました。


 でも、私は、彼が刑務所に行ったくらいでは気分がおさまらない。せっかく盛り上がってきた証券市場が台無しにされてしまいました。

 当時、私は、その様子を“ライブドア・ショック”と命名し、本にも書いたほどでした。(→ 注1)


◆ そんなこともあったので、私は、その後、ネット上で何か新しい取り組みをする時は、必ず“システム特許”を取得するようにしています。

 このネット技術の特許というのが、なかなか厄介なもの。

 ネット関係のシステム特許はこれまでなじみのなかった新しい領域で、特許を審査する審査官がシステムの新規性を容易に理解できないらしく、なかなか特許にしてくれない

 私の“知的コンテンツ配信方法”の特許など、特許庁に二回も突き返され、3回目でやっと特許に認められました。

 ちなみに、3回目の審査は、審査官はひとりではなく3人の審査官が合議制で審査します。一般の裁判で言えば、“上告”のような感じ。[ #3人の審査官で合議 ]

 最近は私も根負けし頭の柔軟性も落ちてきて、特許取得の取り組みは控えています。


 ついでに指摘しておくと、私は、マイクロソフトの “Copilot”が作成した文章などを自分のブログに引用する場合には、必ず、その旨を本文中に書くことにしています。

 昔から、学術論文などを書く場合は“参考文献”などとして記述していれば、盗作などにもなりません。引用されるのは研究者として誇らしいことなのです。[ #参考文献 ]

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●(注1)  ライブドアが節操がない云々については、2023.09.09のブログ『フェイクがいかんのだと思います』をご覧ください。[→ https://x.gd/zaeY8 ]


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