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【RX 山本健一】2024.4.24 第7回しろさとTT 50km 2位

2年ぶり3回目の出場のしろさとTT。コースもレースの仕組みも当初から同じで、簡素ながらも完成されたフォーマットで進行していく(表彰は3時間近く待ったけど)。
結果はまたしても3回連続となる好物の2位。タイムは年々低下していく。対策が甘かった初回のタイムがもっとも良いというのは皮肉なものである。老化と機材のメリットを活かせずに打ちひしがれている、というわけでもなく直前の不調というか疲労を差し引くと加齢の影響はまだ感じられない、と断言したい。その根拠はレースレポで語る内容ではないのでまたの機会に。

ラップタイム 50km/1時間8分9秒 時速は44.9km/h
#1 7:18
#2 7:22
#3 7:29
#4 7:25
#5 7:39
#6 7:44
#7 7:47
#8 7:45
#9 7:40 (公式LapTime)
1周目からだんだんタイムが落ちていきラスト2周で持ち返す、といういつものパターン。2周目くらいから不安なペースに感じる。中盤はもう嫌嫌に。今回はより中弛みして明らかなパワーダウンをしたけど前述のえも言えぬ疲労感に他ならない。垂れてきてたしもう面倒だ…理由をつけてやめようかなと感じた直後ラストラップのスパートだったらしい同じカテゴリーの選手に抜かれて目が覚める。この黄昏時を耐える決心をする。ラスト2周15分間は踏んでやるぞ!と足を回しタイムにも反映できた(パワーはたかが知れているので割愛)。終了後尋常でない臀部の痛みを感じ、普段の練習では全力を出していないんだろうと学びもあった。

このコースはなるほど「世界で一番エアロポジションが取れる」というキャッチもまんざら嘘でもない。ある意味、TTコースとしては特殊というかオーバルでコーナーもない。ゆるやかなアンジュレーションはしているがスピードが大きく低下するわけでも下りの加速もないので、特にペダリングをとめる理由がない。これが非常にきつい。コーナリングがあればそこでいくらか休めるが、それが一切なく淡々とペダルにパワーを込めるしかない。68分で走るタイムトライアルはFTPを目掛けて、8分はとりあえずメーター見ないで我慢といった内容になるので、コンディションがすぐれないのならかなりのダメージを受ける。まさに苦痛だけを味わったレースだった。



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