新規上場企業(IPO企業)のビジネスモデル分析をしてみた!〜株式会社東名〜
みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。
まだまだ2019年マザーズ上場企業分(64社)が終わらないので、引き続き頑張っていきたいと思います!
いろいろなビジネスモデルがあるので、本当に学びになりますね。
IPO企業分析第17弾!本日は、株式会社東名(とうめい)さんです。
毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!
※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報に掲載された書類を元に作成しており、投稿日時点での情報ではありません。
「株式会社東名」概要
■設立日 :1997年12月12日(上場承認日:2019年2月28日)
※上場承認まで21年と78日
■従業員数 :284人(単体)/310人(連結)
■本社所在地:三重県四日市市八田二丁目 1 番 39 号
■市場 :マザーズ/セントレックス同時上場
■代表者名 :山本 文彦
■事業内容:
オフィス光 119 事業(光回線サービス及び付帯するサービスの提供)、 オフィスソリューション事業(情報通信機器・環境商材の販売、We bサービスの提供)等
■経営理念・ミッション・ビジョン:
経営理念:お客様に感動と満足を提供し続けます。
ミッション:中小企業の課題を解決するパートナーへ
主要年間指標(2018年8月期)
■売上 :9,302,979千円
■経常利益 :319,329千円
■純利益 :506,199千円
■時価総額初値:100億(初値PER11倍)
※以下、新規上場時の有価証券報告書(Ⅰの部)
現時点の時価総額 :98億
過去5年間での社名検索回数推移
東名社は、有名な経営書である「ビジョナリー・カンパニー」とほぼ同じ規模の検索回数です。
ビジネスモデル概要と図解(独自作成)
東名社は、主に、中小企業や個人事業主をお客さまとして、光回線やビジネスホン等の通信機器販売、そして個人向けの保険取次業務を行っています。
考察
・この領域(回線販売や複合機販売等)のビジネスは、本当にセールス力が物を言う領域と捉えており、企業として、セールス方法の体系化やセールス自身のスキルが非常に確立されたものとなっていると思われる。
・セグメント別売上は下記のとおりであり、オフィス光119事業の売上が全体を牽引している。但し、利益率はオフィスソリューション事業が非常に高い。(連結ベース)
オフィス光119事業:売上8,118,601千円/利益398,192千円
オフィスソリューション事業:売上1,526,454千円/利益298,977千円
ファイナンシャル・プランニング事業:売上238,363千円/利益39,838千円
・オフィス光119の契約件数は、2018年8月期84,348件に対し、2019年8月期では95,119件と伸び率は鈍化しているものの、着実にストック収益を増やすことができている。
・尚、オフィス光119というストック収益のビジネスモデルを中心に据えたことにより、業績の急拡大を実現している。(いわゆるリカーリング収益)
まとめ
今回は、光回線や通信機器の販売等を総合的に手掛ける株式会社東名さんの分析記事でした!
この領域には多くの大企業(大塚商会社、ソフトバンク社、光通信社等)がいるなかで、この事業を拡大できる、というのはすごいことだと思います!
これからのさらなる事業拡大に期待です!
それでは、また次回!!
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