その一つは、ファシリテーション力になるでしょうか。ファシリテーターと言えば進行役・会議のまとめ役ですね。

　ところが今はより様々な役が求められており、次のような力量が必要となっています。

　１、場のデザイン力：参加者やテーマ目的に適した雰囲気作り

　２、質問力：意見を促し、時には焚きつけ参加者全員を当事者にする

　３、形成力：意見の交通整理、コンセンサスを組み立てる力

　４、タイムマネージメント：タイムキーピング、時間内での完結力

　５、目的理解力：本丸である目的を理解し、常に念頭に置きブレない

　６、中立・客観力：常に中立で客観的な立ち位置でいる

　７、黒子力：黒子に徹し、参加者が主役となるように輝かせる

　日本は、議論でありながら白熱すると感情優位になってしまいます。議論すべき目的やゴールそして事象から、人へ対象がすり替わってしまう事が少なくありません。

　ですが、グローバルから見るとかなり異質な議論に映ります。人ではなく、対象の事象に対して議論を尽くすというスタンスからブレさせないことが出発点になります。

　ひとりビジネスであろうが、組織でのビジネスであろうが、ファシリテーション力は、より必要となるビジネススキルです。