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コーチと中高年リスキリング

 本日は、「コーチ論考」の番外編として「コーチと、中高年のリスキリング」と言うテーマで掘り下げます。

 リスキリングと同じように、リカレント教育や生涯学習も、巷では折に触れ取り上げられています。

 厳密には、夫々の意味合いに違いはありますが、人生100年時代と相まって就労期間長期化への備え、急速に進むデジタル社会への適応、そして個々人のワークライフバランスと人生を通しての自己実現達成のためにも、必要とされています。

 個人の成長が企業の成長にあるとしながらも、企業内だけでは十分な教育の提供は難しいとの認識も表れてきているのです。

 つまり、これらは中高年自身で習得しなくてはならないのです。

 実際、急速なビジネス環境の変化に伴い、企業はこの未知の世界への対応力が備わっている人材を求めています。

 その意味では、今まで以上に個々人で新たなスキルを身に付け、磨き続けられる人材で在る必要が求められています。我々自身にキャリア構築を委ねられたと、言ってもいいでしょう。

 ここで、中高年の方には考慮頂きたい点があります。

 それは、スキル習得において、やみくもにスキルの学習に没入しないこと。若い時であれば、先に学び、後からビジネスで実現したい目的や目標を定めることもできます。しかしながら、中高年は逆です。今後のビジネスの目的、並びに目標が先にあってこそのスキルです。

 人気の資格取得をされたとしても、それで何をしたいのかが問われます。学びそのものを否定するものではありません、現実的に中高年には時間の制約があるという事実に向き合わなければいけないのです。

 まさにコーチングは、このプロセスをサポートするのに力を発揮してくれます。コーチは、クライアントが自身の強みや興味を再認識し、それに基づいて学びの方向性を気づかせてくれます。
また、対話を通じ、クライアントは自分の潜在的な可能性を見出し、成長への道を明確にすることでしょう。

 コーチングは、個人の成長と変化を促すためには、非常に相性が良いのです。新たな学びを通じて自己を再発見し、コーチングのサポートを受けながら、納得がゆくまでコーチと共に走り抜けてください。

 中高年の自分にふさわしい、そして、あなただけにしか作れないセカンドキャリアを構築してください。これまでとは違ってもいいのです、自分の素の部分に正直なビジネスをしてください。
 それこそが目標であり、真の目的なのですから。


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