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100日なにかをつづけてみる

 「継続は力なり」という言葉を、継続してこなかった私は、しばしば苦い思いとともに、思い出します。
 なぜつづけなかったのか。(それを)つづける(ほどの)才能がなかったというのも、理由のひとつだとは思います。おおげさに言えば、才能に見切りをつけたあとも、つづけることができなかった。
 それから、もう何年も経って、今の私の中にあるのは、つづけることへの憧れです。私には才能がなかった。そこから離れる以外の方法で、そうした自分をうけいれることもできなかった。でも、あの時つづけてみればよかった。才能はともかく、つづけてみればよかった。あるいは、そういう後悔かもしれません。

 憧れと後悔。「つづける」という言葉には、いつも、そのふたつがついてきます。ここ数年、自分を変えたい、もう少しがんばりたい、と思っていたけれど、もはや、何をどう頑張ればいいのかわからなくなってきて、とにかく、「つづけてみよう」と、自分の中に何かを「つづけた」という経験をつくろう、と思いました。私は、間違えて、才能と一緒に、つづけることもあきらめてしまった。それなら、あの時、手放してしまった「つづける」ことを取り戻そう。そう思いました。まずは、100日。100日、つづけてみよう。

 これが、100日なにかをつづけてみるワークショップ、の企画のスタートです。 
 じゃあ、なにをつづけようか。つづけやすいもの、つづけられるもの、天候に左右されず、感染症の影響もうけない、誰かにその成果を報告しなくてもよくて(発信しなくてもよくて)、だけどやってみる価値があると思えて、つづけることが目的だけど、つづけた先にちょっとオマケがあるといいな…… そういう「なにか」。

 そこで、100日ヨガをしてみよう、と思いつきました。
 インストラクターは、親しみやすく教えてくれるヨガインストラクターの東友恵さんです。トモエさんのヨガレッスンは、ヨガというものに、「超絶修行」のようなイメージを持って敬遠していた私にも、できなくてもできないなりに「やってみたら気持ちよかった」を体験させてくれます。
 トモエさんのヨガレッスンのあと、いつも「これを毎日やったらいいんだろうな」と思いつつ、怠け心と知識・技術不足で、自分でできたことがありませんでした。でも、これを100日つづけたい。そこで、トモエさんに100日間、毎日ヨガをするためのサポートをお願いすることにしました。

 100日ヨガは、まず、月に1回、オンラインのヨガレッスンをうけます。それから、週替わりで、体のパーツや、時にはメンタルにフォーカスをあてて、毎日するためのメニューを組んでくださることになりました。毎日続けられるように、週替わりメニューの1回分は10分。ひとりでもちゃんと体を伸ばしたりねじったりができるように、サポート動画(音声)を送ってもらいます。10分が無理なら、その日は1ポーズだけやってみる、でもいいでしょう。

 100日間に共通するテーマは、「わたしの体の棚卸」です。 
 トモエさんは、よくレッスンの中で、「体の声を聴いてください」と言います。日頃、おきざりにされがちな体に感謝してください、と。毎日、つづけることで、自分の体に何ができて、何ができないかを知る。できるようになっていく体を知る。それは、そのまま、体の声を聴くことにつながるようにも思います。

 この100日ヨガを、一緒にやってみる参加者を募集します。「つづけてみる」仲間になってくれませんか。
 体をうごかし、体をいたわる習慣をつくりたいけどつづかない... という人も、何かしたいけど、どうしたらいいかわからないという人は、「つづける」という体力づくりとして。そして、これは私のことですが、自分自身に自信をもちたい、という人も。
 そして、100日後に、「つづけたね」って、一緒にささやかにお祝いしませんか。

詳細は下記になります。


コミュニティの多様性を応援する活動、フリーペーパー「あんみつ会議」の発行に必要な経費に使用させていただきます。