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2024年 皐月賞を読み解く④ 上がり4Fラップタイムから勝ち馬を導く

皐月賞の枠順決まりましたね!
今回「皐月賞を読み解く①~③」で勝ち馬を絞っていきましたが、どの枠に入っても問題無いと思っているので枠順は無視していますw

1.ラップタイムで若馬の素質を見抜く


私は若馬の素質を見抜くデータとして長い間ラップタイムを研究してきました。比較の難しい若馬の素質を数字を用いて比較するのにラップタイムはとても優秀なデータとなります。
(使い方を間違えると目も当てられないような予想結果になるので要注意w)
色んなオリジナルのラップタイム研究もありますし、他のラップ研究家のアイデアも拝見しますが、その中でも近年見かけることが多くなってきたのが
「レース上がり4Fラップタイムにその馬の素質が表現されている」という類の研究。
そして、今回のテーマ「上がり4F46.0秒以下を出して勝った馬」がなぜか皐月賞にリンクするんです。

2.上がり4F46.0秒以下のレースラップが示すもの


超スローになりやすい芝コース1600m以上で行われる新馬戦、未勝利戦、1勝クラスの上がり4Fのタイムが、なぜテンから厳しい流れになることの多い皐月賞に繋がるのか、私にも完璧に説明することは出来ません。

ただ、直線だけの上がり3Fの速いレースではなく、コーナーも含めた4Fで46.0秒を切るのはかなりの素質を持った馬にしか出せない数字だからだと私は思います。
・ゲートを出て良い位置を取る”センス”
・スローペースで折り合える”気性”
・瞬時にギアチェンジが出来る”加速力”
・コーナーでスピードを落とさない”機動力”
・直線で抜け出すための”スピード”
・能力を最大限に引き出すことで繰り出せる”最高速度”
・並んでくる他馬に負けない”勝負根性”
・坂を駆け上がる”パワー”
・最後1Fで大きく減速しない”スタミナ”
・4F速いラップを維持する”持続力”
・騎手の指示に従う”操縦性”

これだけの能力を兼ね備えていないと出せない数字、それが

『上がり4F46.0秒以下』


この驚異的なラップタイムを出し、しかも勝利していることが大事。
道中のペースはどうであれ、ラスト4Fを46.0秒以下で走るという
”サラブレットの能力の限界スピード”を引き出すことが
”極限のスピード総合力”が問われる皐月賞にリンクするのだと私は推測しています。
まずはレベルの上がってきた直近4年の勝ち馬の上がり4Fタイムを確認していきましょう。

3.過去4年皐月賞勝ち馬は上がり4F46.0秒を切っていたのか


2023年 1着 ソールオリエンス
新馬戦  東京芝1800m 1着 上がり4F 45.8秒

2022年 1着 ジオグリフ
新馬戦  東京芝1800m 1着 上がり4F 45.3秒

2021年 1着 エフフォーリア
百日草  東京芝2000m 1着 上がり4F 45.9秒

2020年 1着 コントレイル
東スポ杯 東京芝1800m 1着 上がり4F 45.7秒

直近4年皐月賞の勝ち馬はすべてこの条件をクリアしていた。

ならば今年もこの『上がり4F46.0秒以下』をクリアしている馬が居れば、その馬は皐月賞勝利に最も近い馬になるはず!

4.今年の3歳馬のうち芝1600m以上でレース上がり4F46秒以下で勝利した馬とその成績 ※上がり時計の出やすい新潟芝は除く


●ボンドガール 
新馬戦 東京芝1600m 45.4秒
→サウジアラビアRC2着、NZT2着

●ヴェロキラプトル 
新馬戦 東京芝1800m 45.9秒
→野路菊S(OP)1着

●ジュンゴールド 
紫菊賞 京都芝1800m 45.8秒
→紫菊賞(1勝)1着

●ダノンエアズロック 
アイビーS 東京芝1800m 45.1秒
→アイビーS(L)1着

●チェルヴィニア(新馬戦でボンドガールの2着、新潟未勝利戦でも46秒切)
アルテミスS 東京芝1600m 45.6秒
→アルテミスS1着

●エコロブルーム 
未勝利戦 東京芝1600m 45.7秒
→NZT1着、シンザン記念2着

●ノーブルロジャー
新馬戦 東京芝1600m 45.9秒
→シンザン記念1着、毎日杯2着

●ジャスティンミラノ
新馬戦 東京芝2000m 45.9秒
→共同通信杯1着

●ステレンボッシュ 
赤松賞 東京芝1600m 45.9秒
→桜花賞1着、阪神JF2着

●メイショウタバル
つばき賞 京都芝1800m 45.4秒
→毎日杯1着

該当レースで出した馬もいるが10頭中、重賞勝ち馬が6頭と高アベレージ。
先日の桜花賞勝ち馬のステレンボッシュも上がり4F46.0秒切りの該当馬だった。
このデータを知っていれば先週のニュージーランドTのエコロブルーム単勝も簡単にとれますw(桜花賞は買えば単勝的中できましたがオッズ的に見送り)

NZTエコロブルーム単勝470円を見事的中!


5.今年の皐月賞に出走する馬で上がり4F46.0秒以下を出した馬は

上記10頭のうち皐月賞に出走するのはたった2頭

②メイショウタバル


⑬ジャスティンミラノ


この2頭は先日公開した「皐月賞を読み解く②」の
ST指数最低条件63以上をクリアしており

さらに③の記事の皐月賞『鉄の掟』
『前走4コーナー7番手以内』をもクリアしていた。


よく馬の格付けとか番付で比較する予想家の方も見かけますが、その格付け上位に名前が挙がる
レガレイラ
ジャンタルマンタル
シンエンペラー
ビザンチンドリーム

は私の理論ではこの時点で・・・

「はい!消えた~!!」

格付けチェックでいうところの
「映す価値無し」

6.最後に注意を

勝ち馬候補の2頭がこの時点で決まったところであなたが気になるのは
「この2頭のどちらかに勝ち馬を絞ることが出来るのか?」
「それとも2頭どちらも買うのか?」
だと思います。

そこでカギになるのは今回の皐月賞を読み解く記事で
最初に公開した①なんです。

皐月賞も過去5年のデータを見れば
社台系7頭以上出走する年は社台系が勝ち
社台系6頭以下しか出走できない年は非社台系が勝つ
(あくまでデータですが)

今年の社台系出走頭数は18頭中13頭。
今年も例年通りのデータなら

『社台系の外厩使用馬が勝つ』

あとはどの外厩が今年優位なのかを読み解けば自然と勝ち馬は絞れてくる。
ただそんな単純にいかないのも競馬なんですよね。

「社台系ならジャスティンミラノで決まりやん!」
と思うでしょうが、そんなに簡単な思考で馬券が取れれば皆大金持ちになってますよw
簡単に結論が出そうな場面でこそ、さらに深く追求することで的中率を上げることができます。

実は今回のデータ『上がり4F46.0秒以下』にもう一つ秘密のデータを加えることによって、さらに皐月賞勝ち馬がはっきりと見えてくるんですが、その記事を公開するのは皐月賞が終了してからにしようと思いますw

私は予想で金を稼ぐ『予想家』ではなく
馬券で金を稼ぐ『馬券師』なので!!

その秘密のデータのヒントは
2022年のジオグリフとイクイノックスにあります。
両馬とも『上がり4F46.0秒以下』をクリアしていましたが
ジオグリフにはあって
イクイノックスにはなかったモノがある。

それが何かわかれば、あなたも的中に近づくでしょう!

知らんけどw

またそのデータが正しくて勝利に一番近くても
それをも凌駕するデータブレイカーホースが勝利する可能性も残っています。

「積み上げられたデータを壊すのはいつの時代も理論を超越した化け物だけ」


ここまで「皐月賞を読み解く①~④」を読んで頂きありがとうございました。
普段は事前に見せることのない私の予想ファクターとその思考、楽しんでいただけましたか?
しかし私のデータ見解が全て正しいわけではありません。
他人の予想を参考にしようが、自分だけのデータで予想しようが

結局馬券は自己責任!!


どうせ自己責任なら自分で予想した方が楽しいに決まっています。
なので今回の「皐月賞を読み解く①~④」の記事も

「あ~なんか競馬バカが長文でデータを色々出して書いてたけど、そんな予想当たるわけないよね~ww」

と鼻で笑って自分の予想で挑んで下さい。
こんな楽しい競馬予想、他人任せじゃ面白くないでしょ⁈

皐月賞後に公開しました【最終章】↓

結果はどうなったのか⁈
どうぞ読んでみてください。

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