あなたは今 笑えていますか

何を思って生きていますか

大切な人は見つかりましたか

あなたとの時は止まったままだけど

今年もあなたのことを思い出します

肌寒い夜の道を

ひとり自転車で追い越していく

行きの僕が登りきった

急な坂道を下っていく

緑色の公園が

何も言わずに微笑みかける

サヨナラの意味もわからぬまま

孤独に強くもなれなかったけれど

どんな姿も好きなはずだったのに

髪の伸びてゆくあなたに僕は

別れを思い出して切なくなるのです

今日だって会いたい そんな溢れる気持ちを

やさしい棘で そっと触れ続けてほしい

もう一度だけ もう一度だけでいい

あなたの声が聴きたいのです

けれど ないものねだりしたくないから

せめて僕は あなたの幸せを願うのです

あなたのことを追いかけた日々は

まさに僕にとっての青春でした

あなたの手の温もり 心地よい声を

思い出しても僕は せっかちな合図を待つ

ねぇ

カーテンの中 あなたは何を話していたの？

もう会えない人 ずっと一番好きな人