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広報担当者がAppSheetで工数管理アプリをつくってみた

こんにちは。
日本とフィリピンの2拠点で活動しているソフトウェア開発会社のYNSです。
本日は広報担当者である筆者が、AppSheetで工数管理アプリをつくってみた話をご紹介します。

▼筆者プロフィール
企画広報部所属。
業界歴は約半年で、プログラミングは未経験。
性格はめんどくさがり屋。


エクセルでの工数管理、めんどうだな…

数ヶ月前、筆者は自身の生産性を把握するために、タスクごとにかかった時間(工数)をエクセルに記録しはじめました。

エクセルのイメージ。タスク名は仮。

上記画像のように週単位でシートを分け、週が変わるたびに前週のシートを複製して運用していました。当初、週単位で把握できれば十分だと思ったからです。

しかし、数ヶ月と運用する中で
「やっぱり月間でも自動集計したいな」→手作業で集計
「このタスクだけ抽出して全期間の総工数を確認したいな」→手作業で集計
といった手間が増えていきました。元来めんどくさがりな筆者は、次第にシートを毎週コピーするのさえ億劫に思えてきました。

なんとかしたい・・・・そうだノーコードだ!

ノーコードに力を入れている会社に所属する身として、ノーコードの魅力は存分に知っているものの、自身で開発したことはありませんでした。
「工数管理を自力でアプリ化できれば、noteのネタになるノーコードへの理解がもっと深まるんじゃないか!」と、アプリの開発に着手しました。
AppSheetを選んだ理由は、業務でも日々活用していて一番馴染みがあったからです。シンプルな画面デザインも気に入っていました。
 

5時間かけてつくった工数管理アプリがこちら

(左の画像)起動時の画面。一日ごとの総工数(時間)が表示されるので、記入漏れ予防になります。

(右の画像)工数の登録画面。タスクを選び、日付とかかった工数を入力し、保存ボタンを押せば登録されます。工数は1時間を1とみなし、15分単位で入力しています。

↑こちらはタスクごとの総工数を週間・月間・全期間で確認できるページです。
 

つくってみた感想

▼よかったこと
・開発画面とアプリのプレビュー画面を同時に確認できるので、どの設定を変更すればどうアプリに反映されるのかが分かりやすかった。
・デザインの選択肢は制限されるが、差し色やアイコンなどは自由に選択できること。例えばアイコンをハートやクリスマスツリーにするなど、ちょっと気分が上がる要素を入れられた。
・集計期間の設定をするために、今まで使ったことのない関数が必要だった結果、関数の知識が増えた。
・何より自分でつくった初めてのアプリなので、工数の入力作業が格段に楽しくなった!

▼難しかったこと
・いきなり開発に着手するのは難しかった。画面を見てもちんぷんかんぷんだったので入門書を1冊買った。
・すべて英語であること。Chromeの自動翻訳機能を使っても難しかった。例えば工数を小数点2位まで入力したいが、その設定は「Numeric digits(数字の桁)」という項目で行えることを発見するまでに、かなり時間がかかった。

難しさもありましたが、手探りで少しずつ理想に近づけていく工程に、ノーコードへの理解だけでなく愛が深まったように思います。

アプリはまだまだ発展途上

▼ほんとうは追加したい理想の機能
・タスクの登録画面で、日付の登録をもっと簡便にしたい。
・グーグルカレンダーと連携して、工数の登録さえ不要にしたい。
・集計画面で任意の期間を指定して表示させたい。

と、やりたいことがたくさんありますが、知識も技術も追いついておらず、難航しています。
あと何時間かければ実現できそうか?の見通しも立っていません。
「そもそもの設計からやり直さないといけないのでは…?」という懸念がチラッとよぎりましたが、すぐ蓋をしました。
 

自分の理想とするアプリを短期間・省労力でつくろうと思うと、はじめからプロに相談したほうが良かったんじゃない?

これは開発中にひしひしと感じたことです。

自分で構築するのが楽しかった一方で、プロに相談すれば私がアプリに求めるものを的確に把握したうえでアドバイスや設計支援を行ってくれるので、やり直しかも…?といった不安からも解放されます。

今回の工数管理アプリは私的な用途でしたが、もし私が社用としてこのアプリを開発するとしたら、やり直しの事態は極力避けたいです。相談できる人が社内にいない場合、「ほんとうにこの設計で合ってる?」「使いづらいと言われたらどうしよう…」という不安がつきまといますし、「他の仕事も立て込んでるし、独り立ちできるようになるまで誰かに伴走してもらいたいな」と思うのはごく自然なことでした。

弊社がノーコードの構築サポートを行なっている意義と責任を感じ、お客様の不安やお悩みが解消されるように、広報として伝え方をもっと工夫していこう!と決意を新たにする機会になりました。


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