クロストーク第2弾~刈谷高校出身者対談~

「大学サッカー」
「人生の夏休み」とも揶揄される大学生活の中で、サッカー中心の生活を決断した横浜国立大学体育会サッカー部の現メンバー達。
セレクションや推薦のない横国サッカー部の選手の経歴は様々である。
今回は横国サッカー部内で2番目に出身者が多い、愛知の強豪「刈谷高校サッカー部」出身の3人にインタビューしてみた。

左から順に

竹内龍  TAKEUCHI RYO 
教育学部 2年/FW
岸颯太 KISHI SOUTA
理工学部機械工学EP 3年/MF
坪井貴司 TSUBOI TAKASHI
教育学部 1年/DF

共に高校時代、全国大会出場経験のある3人が今感じる、リアルな思いを語ってくれました。

是非ご一読ください!

〇なぜ横国サッカー部に入った?

ーー高校時代、全国大会出場経験のある3人が、横国サッカー部に入部することになった経緯について教えてください。

竹内:自分、実は、めっちゃ馬鹿なんですよ。

ーうんうん、知ってる(笑)

竹内:(苦笑)だから横国の教育学部に体育受験があるの知って、受験して、ぎりっぎりで入学できました。(笑)
サッカー部については、受験時からかずき君(刈谷高校出身の横国サッカー部員)に話を聞いていたので、迷わず入部しました。

:僕は、柊君(刈谷高校出身の横国4年サッカー部員)に誘われたからです。入学後に急にlineがきて、、、新入生向けオリエンテーションの後にも柊君が外で待っていて、そのままご飯に行って勧誘されました。もともと大学でもサッカーは続けたいと思っていたので入部を決めました。

ーー先輩がいると心強いね。坪井もそんな感じ?

坪井:そうですね。兄(上記のかずき君)の影響が強いです。浪人してセンターが終わった時点で地元の愛知の大学か横国か迷ってました。その時に兄に相談したら、グラウンドが人工芝になったり、いい環境が揃ってきているからサッカーするなら横国はいいぞと勧められて、決めました。

〇強豪校出身から見た横国サッカー部の印象

ーー3人は今の横国サッカー部にどんな考えを持っているのか。率直な意見を聞かせてください。

岸:サッカーの戦術については、高校の時よりも深く考えながらやっていると思います。部内に、戦術班(戦術を決めたり、チームの戦術理解を高める組織)が組織されていて、高校の時よりも戦術について話したり、考えてやっています。
あとは、体を張れるところとか、球際の強さとかは、高校との違いがあって面白いと思います。

ーーなるほど。足りない部分はどんなところですか?

坪井:自分が1年間、浪人していたこともあって、対比が難しいんですけど、高校よりも技術レベル、プレースピードの部分は多少、劣ってしまっているのかなと思います。チームとして、もう少し高めたいです。

竹内選手間のレベルやモチベーションに差が大きいと思います。レベルが低いと思われがちだけど、Aチームだけ見たらそんなことはない、むしろうまいと思います。けれど、横国内でのレベルの差が大きいから、全体としてレベルが低いと言われがちになる。

高校の時は、サッカーで結果を残すために学校に来ている部員がほとんどだったので、全員が覚悟を持ってやっていたし、部員1人1人が選手権やインターハイのプレッシャーや重みを背負って戦っていた。
現状、横国はいろいろなレベルやモチベーションの選手が集まっている分、選手間に大きな差があり、全体として緊張感が足りていないように思います。

〇チーム作りに違い

竹内:あとは横国は、違うカテゴリーの選手同士が混ざってやることが多いですよね。

岸:確かに。高校の時はカテゴリーが違うとは名前もわからない人もいるくらいだったけど、今はそんなことないね。

竹内:メンバーの入れ替えも、高校の時は、3,4か月に1回くらいしかなかったと思います。いつも通り朝学校に行ったら、サッカー部の倉庫の前に急にメンバーの入れ替えが貼ってあって、それ見て確認する。みたいな
だから、Aチームに上がったってなったときはめちゃくちゃ嬉しかったです。

坪井:あれはまじでドキドキする(笑)
みんなで群がって見るよね
それに比べたら横国は1週間ごとにメンバーが入れ替わったりするの、多いなって思いました。

岸:スタッフの数が少ないのもあると思うけど、部全体での一体感を大事にする雰囲気があるよね。良くも悪くもなんだろうけど。

ーー高校の時は、カテゴリーできっちり分かれてたら、部員の気持ちがバラバラになったりしないの?

竹内:一体感すごいですよ。とにかく全国の舞台で戦う先輩たちの姿が憧れなんです。めちゃくちゃかっこいい。だから応援にも熱が入るし、Aチームに上がりたいって気持ちが強くなる。確かにAとBの人が絡むことは少なかったけど憧れでチームが1つになっていた。

坪井:ほんとにかっこいいよね。
自分は3年までずっとBチームだったから大学で憧れの岸君と一緒にサッカーできるのがめちゃくちゃ楽しみでした。

ーー刈谷と横国では、「チーム作り」の方法に大きな違いがあることが分かりました。「何が正解で何が不正解」という答えはありませんが、強豪から学べることはまだまだ多そうです。

〇横国サッカーをもっとこうしたい!

ーーこれから横国サッカー部の中核を担っていく3人ですが、これからの意気込みを教えてください!

:強くなれれば、、、良いんじゃない?

ーー岸らしいね(一同爆笑)

坪井:個人的には早くAチームにあがりたい!全体的にはもっとサッカーに対する良い雰囲気を作っていきたい。今も良い雰囲気ではあると思うんですけど、サッカーに対するいい雰囲気というよりは、お遊びに近い雰囲気もあると思う。もっと変えていかなきゃと。

岸:1年でそんなこと考えられるのすごいよね。

ーー高校とのGapを1番感じている1年生らしいコメント!この気持ちを忘れないで欲しいです。

竹内:高校の時の「サッカーがめっちゃ楽しかった」感覚を取り戻したい。
みんなでめっちゃ頑張って強い相手に勝つ、あの経験をまたしたい。

ーー横国サッカー部のポジティブな側面も見つかった反面、さらに上を目指すために改善していかなければならない部分も多くあることが分かりました。強豪高校出身者だからこそのクロストークになりました。3人ともありがとうございました!

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