見出し画像

「It's a piece of cake!」2年 渡辺英隆

平素よりお世話になっております。都市科学部2年の渡辺です。はじめに、保護者の皆様、OB様方、スポンサー様方をはじめとする、日頃より横浜国立大学体育会サッカー部の活動にご理解、ご協力いただいている皆様にこの場を借りて感謝申し上げます。首脳学年としての活動が始まった今、皆様の力をより実感しております。今後とも是非、よろしくお願い致します。

さて、今回の部員ブログですが、提出期限がオフ期間中だったため完全に存在を忘れており、活動再開後のグラウンドでの会話で存在を思い出しました。どうせみんな出してないだろうと思ったところ、なんの報告もなかったのが、僕と栗田くんだけだったそうなので少し反省しています。(田中くん、市野くん申し訳ありません。) ただ、栗田くんはキャプテンとして、もう少ししっかりした方が良いとも思いました。

そんな新主将が部員ブログのラストを飾ると思うので、それよりも早く提出しなければいけないと思い、遅れた甲斐もあってか同期のブログを拝読しながら書かせていただいております。日野くんがチームを下から支えると書いたと思えば、岩井くんはチーム愛を語りはじめて、彼らレイエスコンビから発せられたとは思えない言葉がそこにあり、2日連続で刺激の強いブログでした。今後の彼らの活躍に期待です。個人的には加藤くんのきっと熱いであろうブログと、近藤くんのなにやら小説みたいなブログが楽しみですが、現時点ではまだ回ってきていないのが、とても残念です。

では、本題に入りたいと思います。今回のテーマは「昨年からの成長、首脳学年を迎える決意」だそうですが、書くことが上手く浮かばないので、あまり縛られずに書かせていただこうと思います。

昨シーズンは私にとって、サッカー人生の終わりと始まりが起きたシーズンでした。

シーズン前の足首の怪我を3ヶ月引きずり、この期間に何度も足首に注射を打ったものの、少し違和感を持ったまま復帰。結局半年で3回同じ怪我を負ってしまった。総プレータイムは100分と少しで、合計すれば2ヶ月も満たないくらいしか練習も行えなかったように思う。3回目の怪我に関してはボールがつま先に当たっただけで靭帯が緩んでしまい、ここで完全に心が折れた。復帰に向けてコンディションを戻していく作業は非常に精神的負荷がかかり、それを1年の内に何度も出来るほど私は強くなかった。それに加えて理想とのギャップも大きかった。「行きたいところに走れない。」「怪我した足でボールを蹴るのが怖い。」「この足は一体あと何日もつのだろうか。」このような想いを感じながらやるサッカーは非常につまらなく、退屈なものだった。そして最後の怪我をしたタイミングで若色前監督からの話に乗り、指導者としてスタートを切る決意を固めた。

指導者を志して2ヶ月が経った今、指導者の面白さと難しさに向き合いながら、若(若色前監督の愛称)のすごさを感じつつあります。練習の意図、サッカーの理解、選手とのコミュニケーションなど挙げるとキリがないですが、1番は伝え方。振り返ると、若の言葉はすんなりと選手に届いていたと感じます。比べるのも憚られますが、自分と若の1番の差はそこにあるなと最近はより強く感じます。

この選択が自分にとって正しいものなのかは分かりません。ふとサッカーをしたいと思うときはあるし、サッカー人生で感じてきた焦り、怒り、悔しさ、高揚、喜びなどの感情は今でも脳裏に刻まれています。

しかし、もう戻れない。

今できることは後悔しないように、自分を裏切らないように、最善を尽くすこと。

若からは非常に多くのことを学ばせていただきました。若は今までの横国サッカー部に変化を加え、今後の横国サッカー部の土台を築いた存在だと勝手に思っています。

きっと読んでくれているであろう若色くんへ「まだまだ足元にも及びませんが、今の目標はこの道に導いてくれたあなたに胸を張って感謝できるくらいの指導者になることです。」

私は若が作ったものの上に新しいものを積み上げていけるような存在になりたいし、ならなくてはいけない。それが自分の存在する価値であり、今後もこの部に関わっていく理由である。決して簡単なことではないし、下手すれば、全てを壊してしまう可能性もある。今ここからどうすればいいのか、自分がこれからすることは正しいのかどうかは分からないが、頼もしい同期と、先輩と、後輩と一緒に胸を張って誇れる組織を作り上げたい。

先の見えない道のりですが、背負いすぎず、気負いすぎず、自分らしく進んでいくのが来シーズン、首脳学年としての目標になります。

それでは最後に、私の好きな漫画「宇宙兄弟」よりひと言。

It’s a piece of cake!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?