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#32 お寺と断捨離

お寺は、とてもモノが多い。
でも、この1年で断捨離を進めました。
モノが減ると、とにかく快適。
年末の大掃除には間に合いませんでしたが、
断捨離オススメですよ~という記事を書きます。

お寺にモノが溜まりやすい理由

お寺ってモノが多いんです。
なんでだろう?と考えて思いついたのは、この3つ。

①引っ越ししない
お寺は基本、数百年レベルで引っ越しをしません。
私自身は引っ越しの経験が何度もあるのでよく分かるのですが、
引っ越しは、不要なものを手放せる絶好の機会です。

②広い
スペースが狭いと「何とかここに納めなければ」となります。
が、お寺は多くの場合、敷地も広くスペースに余裕があります。
モノが増えても別の場所に移すことで解決できてしまいます。

③伝統を大切にする風土
これはお寺に居る(住んでいる)人の問題です。
代々がやってきたことを大事にするため、
現状を変えることに大きな抵抗を覚える人が多い。
多くの人は現状維持を選びがち(現状維持バイアス)と言われますが、
お寺の場合、特にその傾向が強いと感じます。


断捨離

この1年、断捨離にハマり、
お寺にあるモノも思い切って手放しました。

ちなみにハマったきっかけは、こちらの本。
こんな風に軽やかに生きたい!と、
不要なモノを手放すことを始めました。

ミニマリストにまではなれないけれど、
シンプルな生活の心地よさを体感したら
すっかりハマってしまいました。

で、お寺のモノも色々と処分しました。
・10年分ぐらいありそうな紙袋
・瓶にぎっしり詰まったクギ
・大量の記念品の在庫
などなど。

モノが少ないと良いことづくし

モノが少ないことのメリットは?
一言で言うと、
雑務が減って生産性が劇的に上がります

①必要なモノがサッと手に取れる
モノを探す時間は、年間150時間と言われています。
日々のちょっとしたモノを探す時間は積み上げると
ものすごい時間になります。

例えば、ボールペンで何かを書きたいとき。
鉛筆・マジック・蛍光ペン・ボールペンなどが
ギュウギュウにペン立てに入っていると・・・
「もう!ボールペンどれやねん!」となります。
しかも、インク出ないペンも混ざってたりする。

でも本当に必要なモノだけを残していると・・・
必要なモノがサッと手に取れる。
この感覚がとてつもなく気持ち良い!

ほんのちょっとした動作でも
スムーズに進められると快適です。

②空間的な余白は心にも余裕を与えてくれる
扉を開けたらギュウギュウにモノが詰まっていて、
何がどこにあるか分からない押入れ。
この景色を見るだけでウンザリします。

不要なモノを処分すると、
余白ができて風通しもよくなります。
何がどこにあるのか、誰でもパッと見て分かる。
普段からそういう環境にいると、
自分の心の中にも余裕ができます。

③掃除がラク
モノが多いとその情報量だけでお腹いっぱいになります。
そして、掃除をするエンジンがかからない。

モノが少ないと汚れている場所がすぐ分かるし、
掃除すればキレイになるイメージが湧きやすい。


いかがだったでしょうか。
この1年、断捨離に目覚めた話でした。
来年の断捨離目標は、紙類(これも多いのよ・・)を減らすことです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
良い新年をお迎えください。

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