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Inventor / モデリングテクニック / パーツモデル / 派生 (1)

派生

派生とは

派生は、他のパーツモデルの内容を簡単に参照・利用できる、大変に便利な機能です。派生は、AutoCADでいうところの、「外部参照」と同じような機能です。ただ、外部参照は、「参照」するだけなのに対し、派生はリンクが出来るという点が大きく違います。

リンク

例えば、トップダウン設計では、スケルトンと言って、図の様なスケッチだけのパーツモデルを作成します。

スケルトン

例えば、プレートのモデルを作成するには、このスケルトンを「派生」します。派生したスケッチのジオメトリを利用してモデリングを行います。

プレート(わかりやすいように半透明表示)

ここで、派生元のスケルトンの形状(例えばプレートの幅)を変更した時、プレートの形状もその変更されます。これが「リンク」です。

スケルトンのサイズが変わると、
モデルの形状も変わる。

Inventor の派生機能

図は、派生パーツ(図のスケルトンモデル)の編集画面です。

派生パーツ

これを見ると、派生がスケッチなどのジオメトリだけを対象するのではなく、いろいろな種類のオブジェクトを対象としていることが分かります。そして、これを使いこなすことで、より効率的な3次元設計ができる様になります。

トップダウン設計では、派生(リンク)を活用!

図は、トップダウン設計におけるデータリンクの関係を示したものですが、実は、派生の機能を活用しています。

派生の、より具体的なテクニックについては、次回以降で説明します。

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