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荷造り

■2021年(両親79歳)

9/1 
留守電2回
15:04「淳子です。なんか度々申し訳ないんだけど、私が提案した旅行の件についてはちょっと今回はキャンセルしたいと思います。事情についてはお話しますので、折り返し電話ください。よろしくお願いします。」

家じゃないところにいるので、旅行感覚になっている様子。

9/2 
尚子、地域ケアプラザで開かれている介護者の集いに行ってみている。

なんとか別荘に居を移したはいいけれど、今後の別荘での両親の生活がとても不安だという心中を話したと思う。

9/3 
留守電2回
9:17「尚ちゃん、淳子です。なるべく早く電話ください。私たちもうホテルを引き払って家に戻りたいんですけど、どうしたらいいか相談に乗ってください。お願いします。」

いつも私が居室を出るときは部屋の整理整頓をして帰るけれど、後日訪れると、決まって色々なものが引き出しから出されていて、タオルや着替えなどがカバンに詰め込まれている。

最初は意味が分からなかったが、家に帰るための荷造りをしているんだということが分かったとき、いたたまれない気持ちになった。

父、カリウム値高く、抑肝散をいったんストップしている。メマリー増量。

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