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屋根裏と庭

■2022年「実家じまい」メモ

2月

2/12 
屋根裏の整理着手

古いひな人形、ストーブ、バーベキューセット、スーツケースなど、色々なものがホコリをかぶったまま収納されていた。

最初は、屋根裏にあるものを全て下してから必要なものと不要なものを見分けて捨てようと思っていたけれど、物が多すぎて、重すぎて、早々に断念する。

とりあえず何があるのかだけざっと把握して終える。

屋根裏は父の部屋の天井にあり、父は二日酔いになった朝はいつもこの屋根裏をこじ開けてよじ登り、寝そべっていた。ここでたっぷり汗をかくと二日酔いが治るとか。

とにかくこの屋根裏は蒸し暑くて、いつもサウナ状態だった。

こんな屋根裏までよく作ったものだ。

そもそもここの土地には一軒家が建っていて、姉が生まれる直前に両親二人で引っ越してきたらしい。

住人だったご主人が両親と同じ大学出身だったそうで、そのご縁で良心的にこの土地&家譲ってくれたらしい。

その後、母方の祖母も同居し、私が小学校に上がるぐらいの頃に建て替えをして新築ピカピカの一軒家になった。

母の友人の知り合いの建築屋さんに建ててもらったそう。

査定に来た不動産屋さんが口をそろえて言っていたのは、庭の広さと日当たり良好なのが素晴らしいという点。

地下車庫にしているからこれだけの庭のスペースを確保できているらしい。

近所の家は、どこも家の正面に車が停まっているのに、うちは車庫の上に家が建っている造りになっている。

今まで考えたこともなかったが、そんな工夫がなされていたのか。

花好きの祖母のために南向きの庭を少しでも広くしたいと、あれこれ試行錯誤したのだろう。

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