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潰瘍性大腸炎になった話 -その1-

akisaiという音楽/映像ユニットで音楽を担当している鈴木です。

ああ〜、お腹痛い。

今回は音楽の話とはうって変わって、10年以上前から悩まされている持病「潰瘍性大腸炎」のお話です。

潰瘍性大腸炎とは、、、

"大腸粘膜に潰瘍やびらんが多発することで、血便を伴う下痢や激しい腹痛などの症状が現れる炎症性慢性疾患。発症原因が不明であることや、重症化すると大腸摘出手術が必要になったり、最悪の場合は死亡するケースもあることから、厚生労働省から難病(旧 特定疾患)に指定されている。"
※Wikipediaより抜粋

この記事は、現在進行形ではありますがその体験をまとめたものです。

初期症状、診断結果

2008年10月ごろ、社会人になって3年目の秋、それは突然訪れました。
なんかお腹の調子が悪いなぁとは思ってたんですが、なんかいきなり血便が出てきてびっくりした記憶があります。
ストレスとか疲れとかかなぁと思ってたんですが、トイレにいくたびに血便だったので、ネットで少し調べてみると「大腸ガン」とかセンセーショナルなワードが飛び込んできて焦りました。

そこでふと思い出したことがあって、当時とある劇団の専属音楽家をやっていたんですが、そこの代表の人が「難病にかかった、、、」とか神妙な面持ちで言ってきた時があって、その難病とやらが潰瘍性大腸炎という名前だったんです。

その人が言っていた初期症状に似ていたので「まさかなぁ、、、」と思いつつも近くの病院に行って診察してもらった結果。。。

「潰瘍性大腸炎ですねぇ、、、」

めっちゃタイムリー過ぎて乾いた笑いが出ました。
その時は薬で様子を見ましょう、と言われ一旦帰宅。

症状悪化、そして入院

薬は飲んだものの一向によくならず、むしろ悪くなる一方。
すぐお腹が痛くなるのでトイレに行くんですが、もはや血しか出ない状態に。

何かを食べるとさらにお腹が痛くなるので、スポーツドリンクとかを飲んでごまかしたり、というのを数日繰り返したんですが、今度は39度ぐらいの熱が出てそのままずっと下がらず、動くのすらしんどくなってきて、、、

さすがに「もう無理、、、」と諦めて、割と近場に住んでいた姉貴にヘルプを要請。

不幸中の幸いなんですが、姉貴の知り合いの看護師が勤めている病院(界隈では有名な新宿の大久保にある病院)が潰瘍性大腸炎の治療を専門的にやっているらしく、そこへ行くために紹介状を書いてもらおうということになりました。

姉貴に付き添ってもらって、最初に診察してもらった病院へ行き、紹介状を書いてもらい、その病院へ直行。

命からがら辿りつき、すぐに内視鏡検査をした結果、

「ああ、これはひどいですねぇ」

とのことで即入院が決定。

点滴生活、約3週間の絶食

入院してすぐに腕に点滴針を打たれて、栄養と共にステロイドと呼ばれる薬を注入されました。そして、絶食を言い渡されました。
これからしばらくは点滴で体に必要なもの全てを賄うことになるわけです。

ステロイドが劇的に効いて、数日後にはだいぶ体が楽になりました。
しかし、点滴をしているところがじんわり痛くて、地味にきついんですよね。
理由としては「十分な栄養を注入するためにかなりの量の点滴を打ってるから」らしく、先生に「腕の血管は細くて、たくさん点滴入れようとすると痛くなるから、太い血管のところに打ち直す」と言われました。

で、研修生らしき人が打ち直しを担当してくれたんですが、針がゴツいし、刺す場所が鎖骨らへんのところで、なんかすごく痛いし怖いし失敗するしで、散々でした。
喉元に鋭い何かがグサッグサッと刺さっていく感触、、、今思い出しても恐ろしいです。

なんとか針の打ち直しが終わり、地味な痛みからは解放されたんですが、今度は絶食が辛くなってきました。
テレビを見てると、美味しそうなCMとか、食リポとかがある番組は正直辛かったです。

食事開始、退院、自宅療養

なんとか絶食を耐え抜き、久々の食事。

うすいおかゆに味噌汁、みたいな献立だった記憶があります。
ありがてぇ。

それから2週間ぐらいかけて硬い食事に慣らしていき、先生と相談し退院の日程も決まりました。
その日程が12月29日ぐらいだったと思います。危うく病院で年を越すところでした。

退院後、すぐに社会復帰はせずに一ヶ月ほど実家(秋田県のど田舎)で療養することにしました。

実家ではあまり無理せずだらだら、という訳にはいかず、知り合いからの依頼で某メロディックパンクバンドの曲にキーボードを入れるなど、ちょいちょい音楽の仕事をしてました。

いったんまとめ

発症・入院・退院・社会復帰までの流れを書きましたが、長くなったのでいったんここで区切ってその2に続きます。
平穏な日常が戻ってきますが、長くは続きません、、、

今回は以上になります。
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