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潰瘍性大腸炎になった話 -その3(完結編)-

akisaiという音楽/映像ユニットで音楽を担当している鈴木です。

本記事は以下の記事の続きになります。ぜひこちらもご覧ください。

IBS(過敏性腸症候群)の疑い

2度目の入院からの退院後、体感的にはお腹が痛い状況が一日の半分ぐらいを占めて、仕事もプライベートもしんどい日々が続きます。
特に通勤や長時間の移動、トイレの無い現場など、、、本当に辛い日々でした。

主治医の先生に相談したところ「IBS(過敏性腸症候群)が併発しているかも。薬出しときますから様子を見ましょう。」と言われました。

IBS(過敏性腸症候群)とは、、、

過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん、英語:Irritable Bowel Syndrome、略称:IBS)は、主として大腸の運動および分泌機能の異常で起こる病気の総称。検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患である。
※Wikipediaより抜粋

処方してもらった薬を飲んだんですが、全く効かず。
とはいえ、自分には効かなかったというだけで、劇的な効果があったという人もいるようです。
数ヶ月はすがるように飲んでいましたが、諦めて飲むのをやめてしまいました。

主治医の先生に相談しても「ストレスとか、、、」とかわされて、うやむやにされてしまいました。

なんかネットで調べてもIBSの原因というのははっきりしないみたいですね。
結局は精神的なものとか、自律神経の異常とか、現代の医療ではそういう風な解釈みたいです。

忙しくても辛くても頑張るしかない

このころからなぜか音楽活動とかプライベートが忙しくなり、外出しなければいけないことが増えてきました。

行く先々でトイレを探す生活です。

ライブで遠征したりすることもあり、その時は本当に冷や汗の連続。

時たま症状が和らぐことはありましたが、基本的にはお腹が痛い状況。
それに加えて、たまにくる血便と発熱と関節痛。
それによって会社を数日休むこともしばしば。

精神が病んでしまうぐらい辛い状況が続きましたが、周りの人に迷惑かけれないと思い変に頑張ってしまってました。
今思えば、もう少しやり方はあったように思いますが、この頃の頑張りがあったからこそ今があるという気がしないでもないです。

この状況は6〜7年続きます。
かなりしんどかったです。

この段階では、潰瘍性大腸炎というよりはIBSに苦しめられていたことになります。

謎に症状が緩和しQOLが改善する

はっきり覚えていないですが、2016年ぐらいだったと思います。
なぜかIBSの症状が少し落ち着いてきて、常にお腹が痛いような状況から脱却しました。
原因は全く分かりません。

症状が分かりやすく出るのが、起床後数時間・食事後ぐらい。
不定期に腹痛がくることもしばしばですが。
あと、血便・発熱・関節痛の症状もたまにきます。

ですが、腹痛の症状が少し治っただけでQOLが劇的に改善されたように思います。

しかし、起床後数時間の不安定さが酷くて、サラリーマンとして通勤は依然としてしんどい状況が続きます。

おわりに

今回で、この連載は終わりになります。

この記事を書いている2020年現在、依然としてIBSの症状はありますがなんとか頑張って生活できています。

最後に、この記事を読んでくださった健常者の方々はぜひ潰瘍性大腸炎・IBS患者をいたわってあげてください。
患者によって症状の重い軽いはありますが、みんな顔では笑っていても、けっこう辛い時があります。
目が虚ろになってきたり、集中力が散漫になってきたら、それはお腹が痛いからかもしれませんよ。


以上になります。
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