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予備校を使わない 実務基礎の独学勉強法

1.はじめに

 実務基礎をいつ、どんなふうに勉強したらいいの?と初学者の方は予備試験の勉強を進める上で一回は気になったことがあると思います。実務基礎については予備校の講義が他の科目と比べてあまり充実しておらず、またカリキュラムの1番最後に位置付けられているため、基礎マス論マス全て受け終わってからちょろっと講義見て満足してしまう人が少なくないのではと思います。
 しかし、実務基礎は刑事と民事合わせれば他の科目の2倍の配点が振られているのに加えて、民事実務基礎に関しては先にこっちを学習してから民法や民訴法の論文対策をした方がより理解が深まります。さらに、他の科目と違って論証というものがほとんどなく、要件事実を覚えてしまえばすぐに過去問に取り掛かれるので、異次元のコスパの良さといえます。
 従って、僕は民事実務基礎については他の科目と並行しながらでいいので出来るだけ早く学習に取り掛かった方がいいと思います。一方で刑事実務基礎については、刑事系科目の延長線上にあり、細かい短答知識も多く聞かれるので、論マスの1番最後とかに回してしまっても全然問題ないと思います。それでは実際にどんなふうに勉強すればいいのか僕の考えを書いていきたいと思います。あくまで僕の考えなので、他の合格者の方の意見も参考にして自分に合った勉強をするのが1番いいと思います。

2.刑事実務基礎

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