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答案を書いたけど、自己添削の仕方がわからない?



・自分が書いた答案と模範解答に書かれていることがかけ離れているため、答案を読む返す意味がないように感じる。
・誤字脱字が多すぎて読む気がしない。
・自分でもうまく書けなかったことはわかっているので、読むに値しないと思ってしまう。
・結局書いただけ、模範答案を軽く読むだけになっている。
・どうやって、作成した答案を振り返っていいのかわからない。
・自分の答案から何を見いだせばいいのかわからない。
 
なんとか2枚くらいの答案が書けるようになった頃、私はこんな悩みを持っておりました。
「復習の仕方、自分の答案の見直し方がわからない」という壁にぶつかったのです。
 
当時やっていたことといえば、予備校が出している模範答案を読み、規範と定義を確認し、赤字で修正するくらいです。
予備校の答練を申し込み、添削を読んだりはしていましたが、読んだだけで復習を終えることも多々ありました。
 
しかし、「可処分時間が少ない中、一日の勉強時間の大半をあてて答案を書いているのに、これではあまりにもったいない」と感じていました。
答案作成の復習から得られたのは①自分の書いた答案と模範答案の回答の筋が違っていたということと、②規範が間違っていたことだけ。
「毎日必死にやりくりして答案作成の時間を絞り出しているのになぁ。」
そんな風に感じていました。
 
本ゼミは、再現答案の分析をすることを通し、答案の振り返り方を追体験していただく目的で制作しております。
 

自分が生み出した「ダメ答案」こそ、自分に足りない知識やスキルを教えてくれる最良のツールです。
「自分を知り、自分を成長させるヒント」が数多く眠っているはずだからです。


答案の復習の流れ (予備試験合格年にやっていた方法)

STEP1 知識面の振り返り

<具体例>
出題趣旨、採点実感(司法試験の場合)、模範答案を読む。
うまく書けなかった論点、しらなかった判例等のインプット。
手持ちのテキストや基本書などで復習。

STEP2 一日置く

答案は、翌日以降に読み返す!!
答案を書いた日に読み返すのは精神的にもつらい。
書いたばかりだと客観的に読むことができない。

 STEP3 赤ペン入れ

①答案を最初から最後まで読み返しながら、気になることを赤ペンで書きこんでいく

<読み返す際に意識するポイント>
規範とあてはめが分離しているか?
事実の摘示と評価ができているか?
抽象論に終始していないか?
接続語に違和感がないか?
前後の文書がつながっていない等、唐突な感じがする部分はないか?
誤字・脱字はないか?

②答案の余白に「うまくいかなかったこと」や、「反省点」、「心情」を書き込む
自己添削はつらい作業です。反省点を書き連ねていたら、弱音や泣き言をいいたくなるので、感じたことを全部書いていました。
 

STEP4 仮説を立てる

STEP3で吐き出した「弱点」、「うまくいかなかったこと」を克服していくにはどうしたらいいか考え、克服法の仮説を立てる

 STEP5 他者から添削をうける(添削を他者に依頼している場合のみ)


 STEP6 他者添削の振り返りとダメ押し復習

添削コメント読みつつ、再度自己の答案を読み返す。
自己添削済みの答案に他者添削コメントを追記していく。

苦手な分野は、数日たつときれいさっぱり忘れている場合が多いため、ダメ押しの復習をしていました。
私は地頭がいいほうではないので、「忘れて覚えなおして」を繰り返していました。

STEP7 仮説の実行

STEP4でたてた仮説を実行する。


ここまで読まれて、「こんなに復習に時間を使えない。こんなにやるんて無理。」そう思われた方もいらっしゃると思います。

答案の復習方法に正解はありません。
人それぞれ、自分に合った勉強法は異なるからです。
可処分時間や、勉強の進み具合によっても「やるべき復習」と「やれる復習」は様々かと思います。
私も予備試験合格までの4年半の月日の中で、色々な復習法を試してきました。ご紹介したのは、予備試験合格年にやっていた方法です。

本ゼミでは、私がどのような答案復習法の変遷を経て、このやり方に行き着いたのか?についてもご紹介します。

本ゼミが「皆様にあった答案復習法」を掴むためのきっかけになれば嬉しいです。
本ゼミでは、再現答案のダメ出しをしていくことで、自己添削の方法のイメージをつかんでいただけるような内容になっております。

お申し込みは10月7日までです。
お申込みはこちらから。


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