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よびし通信no.21

【よびし通信no.21】4月・5月号


【文化庁「100年フード宣言」認定!】

    令和4年3月3日、「よびしの食」が 文化庁「食文化あふれる国・日本・「100年フード宣言」・伝統の100年フード部門 江戸時代から続く郷土料理」に認定されました!


  全国から応募212件中 131件の認定、滋賀県は一件のみでした。 「世代を超えて受け継がれ、長く地域で愛されてきたもの、地域関係者や地方自治体が100年続く食文化として継承することを宣言する」ものです。




多賀のお母さんから学ぶ 食の知恵と技

【よびしの食」とは】

  「よびし」とは、冠婚葬祭などに、親戚や近所の人を招き(よび) おもてなしをする寄り合いのことで、多賀町近隣地区の方言です。 町の中心にある多賀大社の例大祭は鎌倉時代より続き、どんな食事をしたか 江戸の文書にも記録されています。 また、各集落に神社寺院があり年中行事が受け継がれています。

   その際にふるまわれる 「よびしの食 (寄り合いのおもてなし料理)」 には、「うどんぬた・ イタドリ煮・ゼンマイの白和え・くるみごんぼ・ぽんがら餅」などが各集落に伝わっています。

 「正月よび」「おんなよび」など行事や人によって呼び名も少しずつ異なります。 食の準備をする人やレシピは、各集落で少しずつ異なり、リーダーの味が継承されて独自の文化が形成されています。 また、食品や調理にまつわる動作、 道具の名称も多賀町内に流れる二本の川、三つの谷筋で少し異なる方言があるのも特徴です。

   町内で100年宣言できる食の調査記録を確認して、 12月17日締切ギリギリに滑り込み応募しました。 「たがの たべる をつなぐ」をコンセプトに、地元の人にとって当たり前のことが、たからものと意識が変えられるような企画を考えております。「多賀は田舎で何にも無い」から、「自分たちが楽しむ」が実感できる地域を目指し、これからの100年を目指し活動したいと考えております。



【月刊デリシャスマガジン』で「多賀にんじん」紹介!


  生産者を訪ねて旅をしな がら地域の食を紹介する YouTube 『月刊デリシャスマガジン』で、「多 賀にんじん」が紹介されました。結いの森オープニングイベント (2019 年)からお世話になっている。 YOBISHIブロ ジェクトのアドバイザー、 料理開拓人 堀田裕介さん、 シチニア食堂シゲさん こと板野茂樹さんの YouTubeです。
  堀田さんのYouTubeでの取り組みは、昨年12月 農林水産省の「『食から日本を考える NIPPON FOOD SHIFT』関西からニッポンフードシフト」に、 「生産者に恩返し?YouTube「デリマガ」を追え」と トップ掲載されました。紹介後、初の『月刊デリシャスマガジン』撮影に、多賀の食を紹介、調理しましょう!」と提案いただきました。

  年末の大雪から1ヶ月 1月26日まだ雪が残るG・ FARMさんの圃場で撮影しました。固く締まった雪はプラスチックスコップでは歯が立たず、金属スコップで重い雪をよけ、その下から鮮やかなオレン ジ色のにんじんを収穫しました。

   JAライスセンターへ収穫したにんじんを洗いに移動。その後、胡宮神社社務所のおくどさんを使って「多賀にんじん」 料理を堀田さんとシゲさんが作って披露。多賀にんじんが想像を超えるデリシャスな一品になりました。その様子は、下記リンクからご覧くださいね。 デリシャスな一品「多賀にんじんカレーまん」が、梵さんで限定販売されています。

雪下の多賀にんじんを掘り起こせ!YouTube


  1月15,16日グランフロント大阪にて、農林水産省 主催で開催された 『NIPPON  FOODSHIFT  FES』の grow rice Projectブースにて「多賀にんじん」紹介展示販売をさせていただきました。

(G・FARM横森さんご夫婦、多賀にんじんクラブ、 JA 東びわこ、 多賀町役場 産業環境課・企画課・文化財センター  皆様ご協力ありがとうございました。)



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