国際私法超上位の私が教える、コスパ最強のエッジ科目:国際私法の魅力と学習法

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0.はじめに

こんにちは。ヨビヨビの実です。
先日執筆した短答式試験の学習法noteが大変好評をいただいており、嬉しい限りです。まだご覧になっていない方は是非チェックしてしてみてください。

さて、本稿は司法試験の国際私法で超上位(6-15位の間)を獲得した筆者が、国際私法を選択するメリットとその学習法について解説するものです。
そのため、本稿が対象としているのは
・選択科目をどれにするか迷っている方
・選択科目を変更するか悩んでいる方
・選択科目を国際私法に決めた(決めている)方
になります。

選択科目の重要性は多くの受験生が思っているよりもずっと高いです。予備試験・司法試験の勉強は基本七法だけでもものすごく大変ですが、選択科目で高得点を取ることができれば非常に大きなアドバンテージとなります。私も国際私法で超上位を取れたおかけで、司法試験に合格者の上位約9%で合格することができました。
またこれはあくまで私の肌感覚ですが、特に司法試験に惜しくも不合格と言う方は、選択科目の点数が非常に低いケースが多いです。
たかが選択科目、されど選択科目です。どの選択科目を選ぶか、選択科目をどのように学習するかは試験の合否に直結します。特に国際私法はできる人とできない人の差が顕著な科目なので、適切な対策をすることが必須です。
私も最初から国際私法が得意だったわけではありません。昨年受験した予備論文では国際私法でF評価を取ってしまい悔しい思いをしました(他の科目が良かったので合格はできましたが)。そこで司法試験の受験にあたり勉強法を見直したことで、司法試験では超上位に食い込むことができ、リベンジに成功しました。

国際私法の選択率としては例年10%強で、8科目中4番目に少ないです。しかし詳細は後述しますが、国際私法はもっともっと人気が出るべきエッジ科目、コスパ最強科目だと思います。

本稿を執筆するにあたっては、一般的な国際私法についての説明のみならず最新の予備校事情や最近出版された演習書についても触れるように心がけました。
選択科目を迷っている方は本稿をきっかけに国際私法に興味を持ってほしいですし、国際私法の勉強法に悩んでいる方は是非本稿を学習の指針にしていただきたいと思います!

是非最後までご覧ください!!

1.国際私法を選択するメリット


結論から言えば、選択科目としての国際私法は
・学習量が非常に少ない
・(勉強の方針と勉強法さえ間違えなければ)高得点を狙いやすい
という2点で非常にコスパの高い科目です。
そのため、少なくとも試験戦略的な観点からは国際私法は超オススメの科目です!

・学習量が非常に少ない

国際私法に必要とされる学習量は非常に少ないです。中には、司法試験のわずか1ヶ月前に学習を始め、本番で高得点を取ったという合格者の方もいらっしゃるようです。

学習量についてお話するにあたり、国際私法の具体的な出題範囲について詳しく解説していきます。

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