【永久保存版】予備試験・司法試験短答式試験を効率的に(かつ論文に活きる形で)攻略するための全て

割引あり

0.はじめに

本稿は、昨年の予備試験及び今年の司法試験に合格し、特に短答式試験を得意としている筆者(学習開始から4ヶ月半で予備短答289位/11717人、司法試験短答190位/3928人)が、短答の攻略法の全てをお伝えするものです。

短答式試験の重要性については言うまでもありませんが、一応簡単に説明しておきます。予備試験ではまず短答の2割の壁を突破しないと論文に進めませんし、司法試験では足切りに加え得点にも換算される(しかも素点で換算されるため、意外と重要)ため手抜きはできません。

にもかかわらず、短答の勉強法についてしっかりと説明している方は少なく、その勉強法の多くは偏っていたり不正確であったりするというのが私の印象です。
たしかに論文に比べれば勉強法に迷うことは少ないかもしれません。しかし、実際は正しい方法で勉強できていない方が非常に多いです。正しい方法で勉強しないとなかなか得点が伸びないですし、短答は突破できても論文になかなか繋がりません。これが短答の怖いところです。

一応断っておくと、とにかく過去問を回せ、条文を何度も読み込めといった非効率的な勉強法を提案するものではありません。
このような勉強法でも合格できる可能性はありますが、膨大な時間がかかります。予備でも司法でも一番時間をかけるべきなのは論文なので、短答はできるだけ効率的に、しかも論文に活きる形で攻略しなければなりません。
実際、筆者もこれまで1年間で過去問を2周以上した経験もありませんし、いわゆる条文素読をした経験もありません。
なお、過去問や条文素読の有効性を否定するものではありません。正しい過去問演習の仕方や、条文素読についての考え方についても述べていきます。

最後に、このnoteは合格者のnoteにありがちな、「俺はこうやって受かったぜ」と自分の方法論のみを紹介するものではありません。自分は使わなかったけど使えば良かったなという教材や、「自分はこれで受かったけど人によってはこれも必要だろうな」というところまで網羅的に紹介しております。

短答で効率的に高得点を取りたい!短答の勉強を論文にも活かしたい!そんな志を持つ全ての方のお手伝いをしたいという気持ちで本稿を執筆しました。

是非最後までご覧ください!!

1.最低限用意するべき教材とその理由

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