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【新卒の薬局薬剤師向け①】抗がん剤の苦手な投薬│まずはコレを理解し実践!

初めまして。
薬剤師よっちゃんと申します。

僕は5年間病院薬剤師として働き、その後保険薬局へ転職してがん領域の発展に努めています。

その中で、新卒薬剤師として入ってきた1年目薬剤師と話をする中で、

「がん領域に興味はあるけど、投薬が億劫です」
「何を聞いていいのか分かりません」
「質問されても上手く答えられなくて」

という事をしばしば耳にします。

そこで、「がん領域に苦手意識」があり、特に「薬局薬剤師」向けに記事を書いていこうと考えました。

少しでも苦手意識が克服でき、普段の業務に活かせるようお伝えしていきたいと思います。


新卒薬剤師の悩み

まずは新卒薬剤師の悩みからお話していきたいと思います。

調剤業務も忙しくて勉強する時間がない

新卒薬剤師として入職し、働くだけでも相当な体力と精神を消耗しますよね。

痛いほど分かります。仕事がルーティン化して楽しみがなくなっていくのも分かります。

正直、無理やり時間を作り出して勉強はしなくてもいいと思います。

重要なことは、「分からなかったことのみ調べる」です。
経験してないことは後回しです。

現場によってどんな患者が来るかは分かりませんし、使わない知識ほど無意味なものはないです。まずは、疑問になることを調べるところから始めましょう!

がん患者さんとどう話していいか分からない

どんなに勉強していても、経験を積んでいても人と人とのコミュニケーションなので分からなくなる時はあります。

まずは、患者さんの気持ちに寄り添っていければ良いと感じます。

抗がん剤の知識がなくて症状聞いても対応できない

1~2年目であればそれは当たり前ではないでしょうか?

外来で来ている時点で、外来通院が出来る程度の副作用です。
もし、その場で答えられなかったり、具体的な提案が出来なかったとしても時間があるときに調べて伝えることができれば十分です。

その場しのぎで適当な対応をしないよう心がけましょう!

新卒薬剤師のがん領域でまず意識するのはココ

それでも、もう少し実用的な話を聞きたい!

そう感じる人の為に、これをやってみると良いよ!というものをお伝えしたいと思います。

とりあえずは添付文書ベースで良いから3つは聴取

添付文書が見れない施設はないと思いますが、自覚症状の中で発現頻度の高い有害事象を3つほど選んで聞く癖をつけましょう。

  • 有害事象の見極め方

  • 有害事象の評価方法

などはまた別の記事にてお伝えしていきたいと思います。

抗がん剤の副作用と断定しない

これはかなり大切なことです。

がん患者さんはがん種や病態により様々な症状が出てきます。

抗がん剤を行ってなくても、悪心や倦怠感、食欲不振に排便状況の変化など訴えることがあります。

決して、「症状全てを抗がん剤のせいだ!」と考えないようにしましょう!

この次の記事では、「悪心に対する症状の聴取の仕方」を説明していきたいと思います。

一歩ずつ進んでいこう!

一度に全部話す事も出来ますが、一度に理解できる量も限られるのも事実。

あまり慌てずにゆっくりとだけど着実に進むでいくのが賢明です。

その方が疲れにくいし、続けやすいです(笑)

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また、こういう時はどうするの?など疑問もあればコメントを下さい!参考にさせて頂きます!

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