[出産編①]妊娠→出産→育児は、全てが事前学習やイメージ通りにはいかなかった

はじめに

私は、出来れば自分の想定できる範囲内で人生を送りたい。そして、不測の事態をいくつか想定し、事前に備えたいタイプだ。
出産も当然そうで、出来ればスムーズなお産がしたいと思い、色々リサーチした。
しかし、結果的に蓋を開けてみたら、今までと全く異なるワードで検索する日々が続き、淡い期待通りにいかない出産となったのだ。
これから初めての出産を控える方々に是非伝えたい。出産は十人十色というが、まさにその通りで、他人の安産レポートに過度に期待をしない方が良い。特に私のような備えたいタイプの人は、スムーズなお産を参考に何かを得るだけではなく、そうでなかった人の体験も目を通しておくべきだと思う。ということで、誰かのお役に立てればと思い、ここに私の決してスムーズなお産とは言えない体験を記します。(自分が実際知りたいと思った情報を漏れなく書いているため、若干細かい内容かもしれないですが、悪しからず。)


35週0日 破水からの入院生活

私は、結果的に早産児+未熟児での出産だった。

【産前】妊娠の状況〜前期破水まで〜

・35歳、高度不妊治療にて妊娠
・絨毛膜下血腫で1ヶ月程度安静にした時期あり
・通院最後の健診時体重+6kg(スタート時BMI18)
・身体がとにかく重く息苦しく感じる
・胎動が激しくてうまく寝付けなくなる(22〜2時が激しい)

妊娠後期の過ごし方

・友達と会う予定を沢山入れて出掛ける
・1人ランチを楽しむ
・1日1万歩程度歩く
・ヨガで柔軟体操、呼吸法の習得に励む

破水時の様子

午前6時頃、寝返り時にパシャと膣から液体が出た感覚で起きる
→破水にしてはダラダラ出る感じがしないが、念の為にお手洗いに行く
→チョロチョロ何かが出続けていることを確認(破水と判断)
→夫を叩き起こして病院へ電話
→破水確認は病院に行くしかなく、急いでタクシーで移動
→病院にて破水を確認
→破水の場合、無菌状態を保てないため入院必須

【産前】入院生活

医師の方針

正産期前のため、感染症と胎児の状態に気をつけながら、赤ちゃんにはできる限りお腹の中で過ごしてもらい自然陣痛を待つ。

入院時の状況

羊水
1日中ダラダラ出ている感覚はなし。寝ている時や体を倒した時にはドバドバっとでる感覚があり、強い不安に襲われた。それでも多い日で夜用ナプキンが1日で2-3枚いっぱいになるくらい。鮮血がでたときはすぐに知らせるように言われた。
点滴
破水によって感染が起こりやすい状態になってしまったため、点滴生活の開始。2種類を代わる代わるほぼ1日中投与してもらう(ちなみに1種類が粉を水に溶かして投与するタイプらしく、副作用で血管痛が起こりやすいと説明された。初日以降痛くて耐えられなくて、後に限界が来る)
胎児心拍数図でのモニタリング
1日に数回実施。出産前日まで全くお腹の張りなし。
過ごし方
羊水がたくさん出てしまって、赤ちゃんが苦しくなってしまったり、出産日が早まってしまうのが怖くて、ただただベッドの上でじっとしていた。食べては寝ての繰り返し。入院して5日目くらいの体重測定で健診時から2キロ体重が増えていた(妊娠前から+8キロ)。
あとは、同じような境遇の人のブログ・Twitterはないか検索ばかりした。何日引き延ばすことができたのか、血管痛は耐えられたのか、赤ちゃんは健康に産まれたのか、NICUに入るとどうなるか、そんなことばかり毎日調べていた。
羊水が大量にでた日は不安が一気に増し、精神が不安定になり泣きたくなることが多かった。破水前までは「早めに産まれてきてね」と話しかけたり、大きくなりすぎると産むのが大変だからなぁなんて思っていた自分がアホだと思った。とにかく大きくなって1日でも長くお腹の中にいてくれることを願った。

陣痛がくるまでの不安

陣痛が来るまで困ったことは大きく2つあった。腹痛と点滴による血管痛だ。
腹痛については、深夜に物凄く痛くなった日が2回あった。胎動が入院中に一層強くなっていて、羊水が減っているからか耐えられないくらいの痛みが続いた。
点滴については、2日目から保冷剤を借りて感覚を麻痺させないと耐えられなくなった。刺している周辺も腫れて、痛みを感じなかった方の点滴さえも苦痛になった。その状況から、違う血管に刺し直してもらったが、助産師さんの判断で良い血管はお産用に残すことになった(これが地味に素晴らしい判断に繋がった)。針を抜いた箇所は腕を上げたり下げるのでさえ痛く、数日経ってようやくあまり気にせず生活できるようになった。結局差し直した腕も同じ症状になってしまったが、血液検査の値が良く、臨月に入ったことを理由に点滴自体終了した。

入院生活を振り返って〜出産編②へ続く

なぜ破水してしまったのか分からないけれど、羊水がそれなりに出てしまっても赤ちゃんのおしっこでまた増え、そこまで危機的に減らずに済んでいた。そして血液検査で感染の値も悪くなく、入院期間も1週間過ぎ臨月までは持ち堪えることができた。陣痛の気配も全くなく、モニターも張りもほとんどなかった。入院費用っていくらなんだろうと一瞬頭をよぎったが、とにかくあと1週間待って欲しいと願っていた。医師には37週に入ったら促進剤で出産方向でいきましょうと言われた。

#前期破水 #高位破水 #早産 #未熟児 #血管痛 #羊水量低下

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