今年もあと3日で終わってしまいます。
皆さんはどんな1年を過ごされたでしょうか？

私はというと、なんといっても会社員を辞めて
独立した記念すべき1年でした。

漠然とした妄想の中で「いつか独立したいな」とは
思っていましたが現実味がなく、「いつか」がいつなのか
全くの目処もないままに突然突き付けられた現実。

2時間ほどの会社からの説明に、15分ほどで退職する決断をした自分。
この決断ができなかったら、今の生活は無かったし出会えなかった人たちが
たくさんいたんだなぁと、しみじみ考えています。

何の計画もなく独立した事で、
・何を生業にしよう
・どうやって生活していこう
・今までの生活が保てるか？
という不安要素はたくさんあり（今も全て解決したわけではない）、
会社員に戻りたいと思う事も何度も。

でも、「こんなチャンスはそうそう無い。今を楽しもう。」とい
気持ちだけで立て直してきました。

そんな中、起業されている方々のお話を伺う機会も何度もあり、
その度に自分にプレッシャーをかけていた出来事がありました。

それは、事業計画の立案についての事でした。
何人かの方から
「事業計画を作る時ほど面白い時間はない。だから楽しみなさい。」
というお言葉でした。

皆さんはこの言葉を聞いてどんな気持ちになりますか？

・どんな事業を展開していこう？
・どんな結果が待っているだろう？
・こんなこともできそうだな。

などなど。
多くの人は、これから始まる自分の未来を見据えてどんな展開が待っているか
ワクワクした人が多いんじゃないでしょか？
先述した経営者人もそういう考えの方々だったと思います。

ただし、私の受け取り方は違っていました。
・自分にできることって何だ？
・自分に稼ぐ才能なんてあるのか？
・ここは楽しまなければいけないんだ。
と楽しむことを無理やりしていた感じがありました。

そして、会社員時代の自分って完全な「受け身社員」だったことに気付きました。

ある時、社内会議で聴かれた質問に、こんな回答をした事もありました。
会社「こうして行きたいと思うが、みんなの意見を聞かせてほしい。」

Ａ者「自分は〇〇の方がいいと思います。」
Ｂ者「この部分は賛成ですが、果たしてこれは今の会社がやるべきものでしょうか？」
自分「会社の意向に従います。」

お分かりいただけたでしょうか？
各社員の意見を聞かれて「会社の意向に従います」って回答。
今思えば、何言ってんの？って思いますが、これが当時思っていた自分の意見です。

与えられたもので、どうその方向に進めるか。
これを考えるのはもちろん大切な事ではありますが、あまりにも自分が無い。

そして今、少しずつ先駆者たちが言っていた事を理解できるようになってきました。

ここに来るまでに約1年。
大変だったけど、自分にとって必要な時間だったんだなと改めて思い返しています。