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バイオリンは何の木?えっ?その木?その1

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バイオリンは、表板、裏板、ネック、ペグ(糸巻き)、顎当て、テールピース、駒、バスバー、魂柱で、成り立っています。えっ?それ何?という用語も出てきたかと思いますが、追々、説明していきますね。

本日は、表板の話。

表板は、北イタリアのabete・rosso アベテ・ロッソが使われています。
日本語では「赤松」と訳されていますが、

abeteは、もみの木!!

正しい訳は、ん?「赤もみ」。

ま、モミもマツ科のようですし。ちなみに、日本のもみの木はバイオリンには向かないそうです。←製作者談

100~200年かけて育った「アベテ・ロッソ」を伐採し、年単位で楽器を製作し、さらに自然乾燥すること、数年、いやいや数百年。
名器はこうして誕生していくのです。

表板の説明に、よく「スプルース」と書いてありますが、スプルースは、マツ科、トウヒ属、常葉針葉樹全般をさします。
北イタリアの針葉樹のほとんどが、「アベテ・ロッソ」または「アベテ・ビアンコ」です。

ワイン好きの方は、お気づきかと存じますが、rossoは赤、biancoは白です。
なのに、
abete rosso(赤)から取れる木材は白い!

abete bianco(白)から取れる木材は赤い!

ここで、池袋のビッグカメラのテーマソングが流れてしまうのは、私だけでしょうか?
東は西武で、西、東武〜♪

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