青いザリガニ

(2023年7月21日の記事)

世の中は知らないことが多いじゃん。そりゃそうなんだけどさ。身近なことなのに、それは知らなかったよねっていうパターン。それって新鮮でワクワクできるじゃん。

人は環境によって変わる、これは真理である。意志とは裏腹に環境の影響は大いに受ける。

ザリガニもまたそうなのである。

水路に大量のザリガニがいた。突然変異なのか、はたまたそういう種類なのか。青いボディ。もしや、これは世紀の大発見では?と心が躍った。ミュータントタートルズが好きだったせいか、化学変異で産まれたに違いない、どこかにスプリンター先生がいるのか?と考えてみたが、そんな現実離れした話ではないかと、自らをビンタして一度深呼吸をした。

別種類なのか?それとも飼えなくなったペットザリガニが繁殖したのか?あたりが妥当かなと考えたり。とにかく、美しい青いボディのザリガニがうじゃうじゃといた。

環境の影響。

調べると、ザリガニは食べ物によって体の色が変わるのだ。ザリガニといえば赤いボディを思い出すと思うが、食事次第で体の色が変わるらしい。あわよくば、突然変異で産まれた個体、世紀の大発見の流れが良かったが、残念ながら、ザリガニ界でこれは有名な話だそうだ。

水草や藻の植物系(人間でいう野菜)も食べて育つと、体の何かと反応して赤くなるそうだ。つまり、赤いザリガニはある意味で草食系ザリガニで気性も温厚となる。逆に今回の青いザリガニは肉食系で魚やエビやはたまた共食いを繰り返し成長した結果、体が青くなっているという。つまり、気性も荒い。

ほほう、これは面白い。

この性質を利用して、魚の煮干しだけを与え続けて、ザリガニを青に変色させ、ペットとして飼っていたりするらしいのだ。へぇーへぇーへぇーとトリビアの泉の音が聞こえてきましたね。そうらしいのですよ。

人間なんて生き物はもっとそうで、持っている気質もあるが、育った環境は大いに影響を受ける。僕も勤めていた美容室の影響をかなり受けている。その後、それをどう活かすかは自分次第なので、今の自分の営業スタイルをみてもらうとわかるのだが(まー勤めてた時のオーナーが今の僕をみたら泣くくらい自由にやっているが)、やはり、独立して12年で辿り着いた「今」の源流は、育った環境の影響でできている。

まとめるとやな、これからの自分を創るのは今の環境やっちゅう話やねん。これでええのかあかんのか、満足してるならええし、もっと違う方向に行きたいなら、改めた方がええし。ほら、関西で育ったから関西弁が出てしもーたがな。

ザリガニも人間も育った環境でつくられているじゃん。そういうことじゃん。関東弁は下手なんよ。環境って大事やでって話や、知らんけど。


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