タダシの弟子

(2023年5月26日の記事)

いよいよ凄いことが起こり始めた。

美容室というのはある程度年数を重ねていくと、常連さんで予約が埋まり出し、経営が安定してくるものである。現在のベレッザも有難い話、それに近い状況で、日々の小さな波やコロナのような大きな波まで、大小様々な波はくるものの、何とかかんとかやっていけている。それはつまり、当店に何かしらの期待をし、支持をして来店してくれているお客様のおかげなのである。何も大袈裟な話じゃない、東加古川駅周辺を見渡すだけでもかなりの数の美容室がある、あるにも関わらず、こうやって生き延び営業できているのは本当にそういう事である。日々感謝しなくちゃいけない。

けど、やはり出会いや別れではないが、引っ越しなどで来られなくなったりもするので、お客様も少しづつ入れ替わっていたりする。その時に大切なのが、当店をまだ利用した事のない新規のお客様へのアプローチだ。

今このブログを毎週読まれているような変態読者様はよくわかっているとは思うが、まさにこのブログは新規へのアプローチを無視している。他のお店のブログといえば、こんな技術ができるようになりました、こんな新しいカラー剤が入りました、スタッフみんなで研修してきました、こんな場所へ行ってきました、などなど、みんなが気になる営業時間外のスタッフのプライベートを覗かせて親近感を与えて、お客様とお店の距離を縮めている。

一方どうだろう?このブログときたら、僕の話を三週や四週に渡って聞かされた上に、実は内容は1.5倍増しで嘘までつかれていて、本当に恥ずかしい限りである。なんなら、自分のプロフィールに美容師で作家とか書いてしまう始末なので、いよいよな気はしている。

って、反省してるのかと思ったら、凄いことが起こったので、反省することは一旦横に置いておいて、益々よろしくない方向へ向かっていってやろうと考えている。(このブログの内容のことね)

今回のタイトルでもあるタダシ先生の話だ。僕が師匠師匠と呼び続けて何年だろう、いよいよ弟子としての仕事が回ってきた。

相変わらず、鬼のスケジュールでシビれる営業をしているタダシ。全国津々浦々、いや、世界各国から訪れるお客様を今日も絶好調に喜ばしている。本当に尊敬であり目標である。タダシ先生にカットをしてもらいたい人が多過ぎて連日5時間6時間待ちはザラになっているみたいだ。そんな噂を聞いては弟子として誇らしいが、正直毎度、越えれない壁を見せつけられている。

ある予約が入った。新規で僕を指名してくれている。誰かの紹介か?わからない、心当たりがない。とにかく有難い、新規でしかも指名。

で、いざ挨拶をして、話をしてみると僕が以前にブログで書いたタダシ美容室の話を読んで、来店してくれたというのだ。

どうやら実際にもタダシ美容室に行ったことがあるらしいが、かなりの待ち時間で、また行きたいけど待つのかと思うと、ちょっと、、、とのことだった。

タダシ美容室というタイトルで書いた僕のブログにたまたま辿りつき、読んで興味を持って、指名して初来店。え?めちゃくちゃ変態じゃないですか、その流れ。いや、めちゃくちゃ嬉しいですよ。けど、やっぱりどう考えてもめちゃくちゃ変態じゃん。あ、語尾にじゃんが付くくらい興奮してしまっている。この予約が結果として、僕を、僕のブログを益々よろしくない方向へ向かわせる結果になる。

ま、もう今更ですけどね。なんだかんだで、少しは皆さんの暇つぶしにはなっていたらいいなーとは思って日々書いておりますよ、はい。いつもお付き合いありがとうございます。そして、いつも来店までして下さっているお客様には心から感謝しております。そして、これからも末永くよろしくお願い申し上げます。
そして、何よりこれを読まれて、まだ当店を利用したことがないお客様。いつでもウェルカムです。新規客へのアプローチ、これで間違ってませんよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?