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今年バズってしまった自分の投稿から2023年を振り返る

2023年、Twitterがイーロンマスクの手により「X」という名前に変わった。Twitterを使い始めてから10年以上経つけど、Twitterの名前が変わるなんてことがあるとは思いもしなかった。名前が変わってから、Twitterって名前なんだか色々とちょうどいいネーミングセンスだったんだなと気がついたりした。各所でも表記は「旧Twitter」になったり、会話の中でも「Twitter…あ、Xでさ〜」などと色々とめんどくさい。力を持つ人が変なことをすると下に迷惑がかかることの簡単で分かりやすい例を示してくれたような気がする。社会勉強だね。

そんな2023年、何があったかなと1年を振り返るときにX(旧Twitter)は非常に便利だったりする。行ったライブや、観た映画、行った場所や食べたもの買ったもの、あまり考えずに無意識に投稿していたことや、その時に感じた気持ちまで手軽に振り返ることができて過去の自分と最短で出会うことができたりもするのでとてもありがたい。(ちゃんと過去の投稿はこまめに消しなよ?)

そんなX(旧Twitter)で定期的にちょいバズってしまうことがある。久しぶりに友達に会うと「お、この前バズってたね」とイジられる。バズりたくてバズったことなんて一度もない。そんなことのためにSNSを利用する気なんて一度もない。「バズる」ということにはいい面も悪い面もある。いや、バズっていいことなんてほとんどない。本当にない。知らない人たちから罵詈雑言を浴びせられることがほとんどで、なんでこんなこと言われなきゃいけないんだ?と思う。100くらいがちょうど良い。1000を超えると内容と文脈を理解できない人たちに届き始める。10000を超えるともう人間じゃない人たちが出現する。「バズる」なんていうのは結果論だ。些細な誰かの1から始まるのだ。だからこそ言葉には気をつけて生活してきたいよね。そう思う。

そんなバズってしまったX(旧Twitter)の投稿から今年1年の出来事を振り返ってみたいと思う。

1.俺からのライブ中のお願い


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2023年一番バズってしまったのは東京ガーデンシアターで行われたThe1975のライブ中の様子を投稿したもの。さすがに定期的にバズってしまうオクダでもここまでバズってしまったことはない。この投稿でフォローしてくれた人も多いかもしれないし、仲良くなれたきっかけになっている人もいるかもしれない。

ライブ中に前方で撮影してた人のスマホケースが手帳型のスマホケースで、終始ボーカルのMattyが綺麗に隠れてしまうという芸術点の高さに1人ライブ中関係ないところで爆笑してしまったというもの。

曲のサビだったり、いい曲が始まるタイミングでこっちが撮影しようとすると前方からそれを遮るようにニョキっと壁ができる。そりゃ同じタイミングで撮影したい!と思うよな〜と思いつつ、気になってしょうがなかったけど個人的に「お、そのタイミングでやめんの?これからギターソロくるのに?」と時々無言でその人と語り合ってる気分になった。

これはたまたま暗いから見えないけど明るくすると手帳ケースの内側にはTポイントカードが入っていたのも良かった。TSUTAYAがほとんど終了してしまった今、一番使用頻度の高いものとしておそらくケースの内側に入れているのであろうとしたら、元TSUTAYA店員として嬉しくなった。


●春先のビッグ来日トピックだったThe1975

今年はThe1975は一年中話題にこと欠かさなかった。春先の来日では最高のライブをしたかと思えば、随分適当なライブをやったりと騒ぎになりつつ原宿でポップアップストアが催されたりかなり祭りだった。

それからMatthewのポッドキャスト内の差別的な発言や、マレーシアのライブ中のMCやその後に出演したフェスでの態度などがまた大騒ぎで来日より大きな祭りになってしまった。その後もTaylorと付き合ったりと、全部今年の話なんだと思うくらい凝縮された年だった。


2.ハロプロは、恋人ができたり、結婚したり〜


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ハロプロ25周年として国立代々木競技場で開催された『Hello! Project 25th ANNIVERSARY CONCERT』に数々のOGが出演したというもの。みんなアイドルを卒業して結婚して子供が産まれてもこの場所に帰ってきてアイドルとして輝く姿を見ていると"アイドル"に卒業なんてものはなくて、みんなずっと誰かのアイドルなんだなと感じた。

みんなもっとハロプロ聴きな?
あ、俺は今年なっちを見ました。自慢。

●ハロー!プロジェクト25周年の2023年

モーニング娘。'23の最新曲、"Wake up Call ~目覚めるとき~"の歌詞があまりに120点すぎて珍しくモーニング娘。がバズっていたのは嬉しかったね。現代のアイドルが歌うべき言葉がこれでもかと詰まっている。

人に委ねる なんてきっとつまらない
自分で決める この思いは揺るがない
私はね 私を騙したくない

Wake up Call ~目覚めるとき~

ハロプロの楽曲は「自分の人生は自分で決める」というような曲が最低でも1年に1曲はリリースされているイメージがある。だって人生で一番大切なことの根源ってそれだもんね。


ハロー!プロジェクトも所属するアップフロントに同じく所属するKANさんが亡くなった。コロナ禍で合唱した"愛は勝つ"の様子が愛に溢れていて大好きだった。音楽を歌を信じている事務所だから好きなのだ。シンプルで真っ直ぐな歌詞が大切に感じる日がある。そういう胸の温かさは忘れないでいたい。


3.フジロックのレッドマーキー史上一番意味のわからないもの見てる。


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いや〜、懐かしいっすね。今年のフジロックの前夜祭で見たSAKURA CIRCUSのパフォーマンス。目の前で衝撃的な光景を見ると本当に人って口が空いたまま塞がらなくなるんだなということを初めて知った。頭の上に人の頭を乗せて、階段を降りたり回転したり、観覧車の上に人が乗って縄跳びをしたり、意味の分からない光景をとにかく見させられて所々から悲鳴が上がる。結局フジロックの4日間で毎日サーカスを見ましたね。このツイートの通知は最終的に前夜祭からフジロックから帰る時まで続いた。

●毎年起きる夏フェスバブル

毎年夏フェスの時期になると動画を載せるだけで、ツイートは拡散されていく。サマソニのマリンステージで見たリアムのライブはあまりの存在感と会場の一体感に泣いちゃった。

異常な気温だった幕張の空気を一掃する涼風のようなダントツの心地よさだったHONNE

スーパーウルトラ最高の再始動を果たしたBlur。念願だった。

中学生の頃に初めて行ってから約15年が経つけど、2日通しで参加したのは初めてだった今年のサマソニ。やっぱり楽しくて、でもあまりの異常な気温に同じだけしんどかった。半分溶けていた気がする。終電を逃して友達のホテルに泊めてもらったり、ハプニングも楽しみきった。


各地でフェスが開催される時期になると毎年様々なところで物議を醸される。音楽好きの人たちが一番熱量高くなるのが夏だ。セミのように騒ぎ始める。サマソニは特に多ジャンル、多国のものが一つに集まる、世代や様々なカルチャーを横断するフェスティバルなのでこうした議論は必ず起こる。でも特に日本のように他の国とは異なる独自の文化が発展している国ではこうした議論というのは絶対に必要で、いろんな視点や考えを持ち寄って文化を発展していけたらいいよね。



番外編



これは大荒れ炎上サカナクション。変なバズり方をしてサカナクションのファンから袋叩きにあったツイート。これはさすがに枕を濡らしたね。嘘だけど。
同調する圧力には参加せず、自分のダンスフロアは自分で選ぼうという話。選ばされた選択ではなく、それぞれが選んだ選択にのみ自分の人生は宿るのだから。


みんな大好き坂元裕二。最近は坂元裕二の脚本スタイルに影響を受けた作品も増えてきているけど、坂元裕二が描く根本にある、社会に訴えかける強いメッセージを持つ作品もちゃんと観てほしいなと思う。「面白い」とか「共感」とかの向こう側にあるものへの「興味」は絶対に見失わないでほしいので。


なぜかプチバズったスーパーカーの"Hello"の歌詞。バズった理由は特に分からないけど、この気持ちは一生忘れたくないのでたまに口ずさんでいる。『共感を呼ぶ歌詞がSNSで話題に!』とかでMステ出たらいいのに。


そして今年最後にして、この記事を公開する前にとんでもないバズを起こしてしまった令和ロマンに関するツイート。M-1優勝おめでとう。注目度の高いイベントに口出しすると信じられないバズを起こしてしまうので慎重にやっていかないとだよね。軽い気持ちで投稿したものが7万いいねまでいってしまった。くるまはベイスターズファンで同い年なので、勝手に友達だと思ってます。

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