見出し画像

ハルモニウムの選び方

先日ハルモニウムというインドの小型オルガンを購入しました。
その時に、どのメーカーがいいのか、どこで製造されたものがいいのか、どの木材で作られたものかいいのか、調べれば調べる程に悩みました。

実際に見に行けるといいのですが、秋葉原のように同じジャンルの違う店がまとまってあるわけではないので、ほとんどの方がネット通販になるのではと思います。

その時の経験談を今日は書いていこうかなと思います。

まずは販売店の紹介から

TIRAKITA
「ハルモニウム」と検索するとまず最初に出て来るのが、こちらのTIRAKITAさん。
楽天市場にも出品されているので、楽天スーパーセールやマラソンで買うとお得になりそうです。
PALOMA社のハルモニウムはほとんどこちらからなのかなという印象です。

民族楽器コイズミ
京都にある有名な民族楽器店です。
数も豊富にあり、京都駅からアクセスもいいので、実店舗にいってみられてもいいのかなと思います。
ブログやインスタで紹介されている方も多く、関西の方は民族楽器といえばまずこちらに足を運ばれるのではないでしょうか。

RAGAM
コイズミさんで働いていたスタッフの方が独立されたお店で、Amazonにも出店されています。
楽器販売もですが、イベントの参加や主催などを積極的に行っている印象で、私はここRAGAMさんで買いました。
ゆったりとした雰囲気の方で、おしゃべりするのが楽しかったです。

Rosa & You
こちらは販売店というより、個人で輸入販売をされているのだと思いますが、Ragaというメーカーのハルモニウムを丹波で販売されています。
キールタンのイベントもされているので、兵庫県の中では使われている方が比較的多い印象です。

他にも個人でハルモニウムを輸入販売されている方は数名いらっしゃいましたが、ネット通販のように「この機種おいくら」という形で紹介されていなかったのでここでは割愛させていただきます。

選ぶポイント

・音色
コルコタというハルモニウムの伝統的な地区で作られたのチーク材のハルモニウムも良かったのですが、デリー製のものでも品質の安定したメーカーのものはいい音が出ます。
Youtubeで聴き比べてみるといいでしょう。

・日本国内でのシェア
日本でハルモニウムといえば、DMSかPALOMAのものを使っている方が多い印象です。
シェアが多いということは、それだけアドバイスをもらえるシーンが多かったり、メンテナンスが楽だろうろ推測できます。

・鍵盤数
インドのハルモニウムはぺろぺろぺろ〜んとひいているイメージですが、私はマントラを唱えながらなのでコード弾きになります。
なので鍵盤数は多くなくて大丈夫で、逆に持ち運びのしやすさを重視するのがいいかなと思います。

・色
インド楽器はインド人の独特なセンスやサービス精神によって同じメーカーの同じ機種でもところどころカスタマイズされていたりします。
この本体でこのふいごの色!?なにこの柄!?なんてのも少なくありません。

・個人輸入か日本の販売店か
インドやイタリアと直接個人輸入もできますが、品質保証やメンテナンス、またそこで生まれる人とのつながりのことを思うと、日本の販売店で購入することは決して高くないと思います。

さてさて

結果から申し上げると、私はRAGAMさんでDMSの32鍵盤のポップアップ式ハルモニウムを購入しました。

選んだポイントは、ズバリ巡り合わせ。

探している間はあれこれ悩みましたが、最終的には欲しいタイミングで手元にやってきた。それだけです。

チーク材のがいいな〜。
ポップアップ式は壊れやすいんじゃないの?(シンプルなものは長持ちするという持論)
あ〜今年は赤がラッキーカラーなんだけどな〜。
とか、いろいろ思うこともあったのですが・・・

そもそもハルモニウムの流通量の少なさ。
そしてコロナやインドの経済成長、日本の増税によって起こる価格の変動。

それらの試練をものともせず、コロンと私の元にやってきた。
DMS社のハルモニウムを買うにあたって唯一難点だった「ふいごのセンス」その、唯一の難点すら持ってこなかった不思議なハルモニウム。

「DMS ハルモニウム」で検索したら出て来るのですが、本体が木目(ならまだいい)赤や白でも、ふいごが青や紫なんよ・・・。
鍵盤からちらっと赤いフェルトもはみ出てるのに、なんか色が渋滞してて。(好きな人いたらすいません、あくまで私のセンスです)
シンガポールにいたインド人はもっとオシャレだったぞ!

だけども、ハルモニウムのふいごは青や緑、紫がほとんど。
それが私のはゴールド。主張しすぎなくていい感じです。

むしろ「ふいごがゴールド」という理由だけで、最初は別ハルモニウムを買おうとしてました。
これも不思議で、なぜか問い合わせしたメッセージを読んでもらえなくて、機会を逃したんです。

そして、偶然にも「オーダーからなぜか1台だけ溢れ、入荷に2年も遅れたハルモニウム」と引き合い、驚くほどトントン拍子に話が進み、この度お迎えさせていただきました。

ハルモニウムをこれから買う人へ

そもそもハルモニウムは日本への流通量が多くないので、出会ってピンときたら買ってしまうのがいいと思います。

そしてハルモニウムは想像よりでかい
Youtubeやネットで見るより、大きいです。

選びすぎないで、考えすぎないで、やってきてくれたものを受け入れて、全力で愛でてやりましょう。

この記事が参加している募集

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?