誰でもできる!人前で話すときに心がけるべき、たったひとつのこと #037
4月から半年間、週一で学校の授業を受け持っています。地味に大変です。
しかし、せっかく頻繁に人前で話す機会があるので、毎回録音して話し方の研究をしています。
研究していると改善すべき点だらけです。そんな中、私の主観ではありますが、改善してみてすぐに効果を感じられたのが、
普段より大きい声で喋る
ということでした。
これは誰でも簡単にできるので超おすすめです。
大きい声で話すと、もちろん聞き手が聞き取りやすいというメリットがありますが、それ以外にも2つの効能があると考えています。
説得力が増す
自分の話を聞き返しているときもそうですし、人の話を聞いているときにも感じますが、声のボリュームは七難隠すと言ってもいいくらい、話の説得力を上げます。
同じ話でも、大きい声で話すと、なんだか話している内容に自信があるように聞こえるんですね。自信ありげに喋っている人の話は説得的にも聞こえます。
ときには、中身の伴っていない会話であっても、声のボリュームを上げて堂々と話せば、なんだか納得させられてしまうこともあります。
もちろん、話を冷静に聞くと、大して中身のない話をしていたりするときもあるのです。1時間とかそれ以上話す授業やセミナーだと、時にはどうでもいい話をするタイミングもあります。
しかし、人って想像以上に他人の話を聞かないもの。ひとつひとつの発言が重要な場合(尋問とか)でなく、とにかく話を聞いてもらうことが重要な場面では、中身のない話、どうでもいい話も含め、極力大きい声で話すべきです。
自分のテンションが上がる
説得力も大事ですが、私の場合、こちらがより重要です。
私は日常会話だとあまりテンションの上下なく淡々と喋りがちなのですが、人前で話すときにそのまま臨むと、単調で眠くなる話し手になってしまいます。
しかし、普段の会話よりも声を張って話すように心がけてから、自然とテンションも上がり、話に熱がこもるようになってきたように感じます。
自分が発した言葉は、自分も耳から聞いているというのはどこかで聞いた気がします(だからこそポジティブな言葉を発するように心がけたほうが良い、という話だったような)が、耳から入ってきた自分の声に影響されることは多分にあると思います。
大きい声で話している自分の声が耳から入ってくると「なんだか説得力ある話が入ってきた!」という感覚(間違いなく錯覚ですが)に陥り、アドレナリンが出てきて「もっと話そう!」と意欲的になってくるのです。
それでテンションが上がって熱のこもった話ができるようになっている、気がするのです。
次なる課題〜速度のムラ
声のボリュームに関しては、もっと声のトーンを調整したり大きい声と小さい声を使い分けたりできたらいいな、と感じる場面はあるものの、とりあえず当面はベースを大きい声で話す、を定着できれば良いかな、と考えています。
次なる課題は、話す速度の問題です。私は全体的に早すぎるわけでもなく遅すぎるわけでもないのですが、気になるのが速度が一定ではない、というところ。会話の中で、勢いでわーっと早口で喋り、その後は考えながらゆっくり喋る、みたいなのが早口:ゆっくり=3:7くらいの割合で繰り返されるので、聞いている方としては疲れてしまう気がしています。
5月の課題はなんとかこれを解消すること。がんばります!
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