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指示どおりに作業することで「決める」ストレスを緩和させる説&「幼稚園」次号にびっくり #018

最近、自分が子ども向け雑誌の組み立て付録を組み立てるのが好きだということに気づきました。

自分が子どもの頃は、「りぼん」を買っても組み立て付録も作るのが面倒なので捨てていた記憶しかないのですが、なぜそれが大人になって変わったのか。先日、ある仮説を思いつきました。

↑昔は全く興味のわかなかった紙ふろくたち…

決めることによるストレスは、人の指示どおりの作業をするこで緩和される説

私は独立してから、本当に決めることが多くなりました。

以前に「決める」ことによって得られる充足感を書きました。これは嘘偽りない気持ちです。

ただ、毎日毎日「決め」続けるのは頭も心も疲れるようで、時々ふと「決める」ことから逃れることができたとき、ほっとすることがあります。

スティーブ・ジョブズが毎日同じ服を着るのは重要な決断のために日々の決断の数を減らすため、というのは有名な話ですが、「決める」ことはどんなに些細なことであってもエネルギーを使います。

ただ、この「決める」ことによるストレスを軽減するのは「決めないこと」だけではなく、「人がの指示どおりに作業を黙々とこなす」ということもあるのではないか、というのが私の立てた仮説です。

紙ふろくは、キリトリ線に沿って切り抜いて、切り抜いたパーツの数字に従って組み立てる作業。これが妙に落ち着くのです。

黙って指示に従ってさえいれば着実に完成に近づく、しかも、完成したら達成感が得られる。指示に従ってさえいれば成果が約束されている、というのもまた満足度を上げる要素ですね。

ということで、紙ふろく組み立てのような指示に従うことは、作業であると同時に、ストレス緩和手段でもある。場合によっては娯楽といっても過言ではないのではないでしょうか。

幼稚園2024年4・5月号がすごい…!

ところで、そんな「作業が娯楽説」を実証するため、私は、良い組み立て付録がないかネット検索を始めました。そこで見つけた、次号の小学館「幼稚園」の付録。

なんと「こうしゅうでんわ」!

公衆電話、今の子どもたちが使い方を覚えても実際に使うことはあるのだろうか。100歩譲って災害や緊急時に役に立つから覚えておいて損はない、としても、テレホンカードを使うことはないのではないか。テレホンカードを持っている親、いるのかな…?

気になって調べたら、テレホンカードの販売枚数は2022年で103万枚でした。103万枚って結構多いじゃん、と一瞬思いましたが、冷静に考えると日本人の100人に1人も持っていないことになりますね。

ピーク時(1995年、4億枚超)と比べると400分の1です。

また、今はカードのデザインはNTT東日本/NTT西日本が出しているもののみなんですね。新たにオリジナルデザインのカードを作ることもできないらしい。


このご時世にあえて公衆電話、そしてこれからの世の中には存在しないはずのパうパトロールオリジナルデザインテレホンカードを使わせるという仕様の「こうしゅうでんわ」を付録に推したNTT東日本の意図は何なのかが非常に気になりつつ、今日も新たな組み立てふろくを探し続けます…!

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