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最近見た映画の感想 2022.09-11

09-11といいつつ11月前半にアホみたいな勢いて4本見てきました。
ゴティックメードがアニメ映画として最高でした。

『雨を告げる漂流団地』

最近個人的にも評価が高いスタジオコロリドの作品。

タイトルそのままで、少年少女が異世界を漂流する団地でサバイバルする物語。

最近見た子供たちがサバイバルするアニメ映画というと『地球外少年少女』があったけど、漂流団地の方がサバイバル大変そうな感じでした。
あっちは宇宙ステーションである程度道筋が見えてるのに対して、こっちは異世界+団地ですからね……。

横軸を時間の関係とかいているけど多分「関係性」みたいなことを言いたかった……はず。
序盤に遭遇する建物は複数人の記憶に残っている建物で観覧車は個人の記憶に根ざした建物だから、登場人物の関係性が変わったことで引き寄せられてきたのかな、と。

あとはペンギンハイウェイと見比べての感想。

『花の詩女 ゴティックメード』

永野護作品のリバイバル上映。
どうやらパッケージ化は配信はされていないぽいのかな。

作品名は知っていたのですが、少し前のホビージャパンでゴティックメード特集を読むまで、FSSとは別のストーリーラインだと思っていました。

ゴティックメードは本当に最高で、アニメ映画としては銀河鉄道999を思い出しました。

トリハロン皇子は最初は嫌味な皇子様っぽく登場したのに、見ていくと本当はすごく真摯な人物なのがわかってきて素晴らしい演技でした。

藤津亮太さんのアニメレビューを読んだらやはり演技作画のよさに言及してて「そうですよね〜」ってなりました。
今の総作監〜二原体制とはまったく違う何かでした。

カイゼリンがキシキシして色がビカビカ変わるのがよくわからないけどすごく恐ろしくて、ヤバさがスクリーンからひしひしと伝わってきました。

そういえば聖闘士星矢も『神々の熱き戦い』なんかは全編が荒木・姫野コンビの作画でしたね。

ゴティックメードという作品はなんとなくロボットの戦闘がメインの作品を想像してしまうんだけどむしろよく編集されたテンポのいいロードムービーで。
戦闘は恐ろしいものでそれでいて美しいという、作中の扱いがそのままに映像として現れている、素晴らしい作品でした。

『王立宇宙軍』4Kリマスター版

説明不要の超有名作品。

王立宇宙軍はやはり作品を取り巻く諸々ありきの評価ですね。
あえてリアルタイム世代以外が見る必要までは感じなかったかなー。

『劇場版 ソードアート・オンライン-プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ』

原作プログレッシブだと4巻相当のエピソードにあたります。
U-NEXTで見た前作『星なき夜のアリア』がアスナ中心に組み替えた物語としてもTVシリーズとの対比でもかなりよかったので、期待してドルビーシネマで劇場で見てきたのですがアリアよりは落ちるかなーといった評価。

ターゲットサークル見て攻撃よけたりみんなで縄跳びしたり、その辺はMMORPGの戦闘らしさが出ていてかなり面白かったです。
その他にもドロップ目当てでエネミー乱獲するとか、ゲーマーならあるある的に楽しめる内容でした。

実際には取捨選択自体ははされているのですが。
原作だとこの階層の話って対立する二大ギルド、その他小規模勢力、独立勢力のキリト、暗躍するPK集団(後のラフコフ)と集団を巡る話だったんですよね。

それがアスナ中心のシナリオに組み替えられてあくまで個人と個人の関係の積み重ねになってしまっている。
ギルドの対立を巡る話も両ギルドの個人同士の仲の話になっていて、ちょっと焦点がズレてしまっている感じ。

アスナさんのお風呂もねー。
正直もういらないと思う。
プログレッシブをアスナ視点で進めるなら話が明るくなりがちだし、キリト視点に比べてわざわざ風呂シーンを挿入する意味は薄いというか。

おまけ『ONE PIECE FILM RED』

ワンピースは空島脱落勢でアニメも見てないのですが。
U-NEXTのポイントで王立宇宙軍を見るつもりが対象外だったので、クーポン消化に見てきました。

ウタとは戦わないというルフィの行動自体は一貫していたし、クライマックスでついに戦う姿がカッコよかったので個人的にそこはよかったですね。
だからといって細かい大勢キャラのリアクション等は切り捨ててルフィとウタの物語にしないのが、狙ってやってるのかなと。

なんかギア2とか覇気とか言い始めたという時点で自分の中のルフィ情報が止まっているので。
あのパワーアップは人気なのだろうか……?というのは割と本気で謎でした。■


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