その謝罪は本当に必要か。不要なのに謝る人はけっこう多い。
先日以下のポストを拝見しました。
謝る必要がなければ謝らない。
あたりまえな気がしますが、仕事をしていると、不要なのに謝る言葉をメールやチャットに使ってる方をけっこう見かけます。
以前、この件を同僚に説明したことがあるので、自分でも解説したいと思います。
同僚に説明することになった背景
先日、プロジェクトマネジメント研修の記事で紹介したコミュニケーションの中でとある問題を出しました。
問題はお客様とのやり取りでアウトプットの提出が期限ギリギリになってしまいそうなときのコミュニケーション例を出し、問題点を指摘しなさい、というものでした。
いくつか回答が出たのですが、そのうちの1つに、
提出日に間に合うかギリギリなのに謝っていないこと
が問題です。
という回答がありました(他の回答もありましたがそれは割愛)。
この点については問題ではない、というのとなぜ問題ではないかというのを説明したのが背景です。
期限が迫る毎に人は申し訳ない気持ちになる?
例えば、以下の5つのケースがあるとします。
この中で謝らなければいけないのはどれでしょう。
改めて見るとすぐわかるかもしれませんが、
このように、上から3番目、4番目も期限ギリギリではありますが、、厳密に言うと期限を過ぎてないので1番下以外は非はなく謝る必要はありません。
多分ですが、謝り癖がある方は、このように期限は過ぎてはいないけど、ギリギリだからなんか申し訳ない・・
という気持ちになっているのでは、と思いました。
実際に自分も若いころはそうだった気がします。
不要なのに謝るとどうなる?
冒頭のポストにもあるように交渉で当たり負けする、自分で不利な状況を作ってしまう、ということに繋がるかと思います。
また、例えば士業、コンサルタントなど、先生的な立ち位置の仕事をしている方は、謝るたびに先生の立ち位置が崩れていくと個人的には思います。なので、より一層気を付けた方がいいと思います。
自分は本当に自分に非があることでないと謝ることはしないですし、そうならないように決めた期限は死ぬ気で守るつもりで仕事に取り組んでいます。
ただ、期限ギリギリで申し訳ない気持ちになる、、何か言いたい。
そんな場合もあるかもしれません。
その場合には「恐れ入ります、失礼しました」とか謝罪の言葉ではないけど近い意味?の言葉をつけると気が紛れるかもしれません。
また、今回のケースの場合は、そもそもギリギリにならないように早めに動く、謝る必要がある事態にならないように意識して動くことが本質的かと思います。もし、それでも守れなかった場合は言い訳せず素直に謝罪して次挽回するのがいいと思います。
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