琵琶湖ソーラー発電計画はなぜ中断されたか その課題と未来

前の記事の続き。
2022年中止されたと聞き、最初は戦争が影響したのかと勘繰った。だが世界的に水上への展開は始まっていて、日本でもいずれは本格化するのは間違いないようだ。AIは何でも教えてくれ、研究する人は多く、東大、京大にも研究する人はいるようだ。

京セラはこの分野の日本のトップで、千葉ですでに日本最大のものを動かしている。そのページ。
水面に設置する水上太陽光発電所って何?ため池が発電所? | 太陽光発電・蓄電池 | 京セラ (kyocera.co.jp)

台風で一度被災し、その後の改良もあり、日夜前進しているはず。琵琶湖はそれほど大波になるのを見たことがなく、池とほぼ同環境で実行できるはずだ。問題は環境への影響。

AIに尋ねてみると、プランクトンの「減少」への可能性、さらには予想と逆に、「水温の上昇」の可能性、と答えた。水温は上がるのだろうか?確かに真夏の昼は、遮蔽物で水温は下がる。だが冬(や夜)、水温が下がる時期、今度は遮蔽物が温室のように働き、水温を維持する、ということだろう。ここは、よく研究するポイント。私が水上ソーラーに期待する理由の一つが、温暖化の異常高温時の、水の異変の抑止にあるからだ。
確かに昼間は水温を下げるが、夜放射冷却が妨げられて水温が維持される。そこを改善するには、水面から20センチほど板を浮かせるか。すると水面が呼吸しプランクトンにも良い。要研究。

思ったより大勢の研究者がいらっしゃるようなので、今後は彼らにお任せしたいと思うが、もうひとつ、湖から海上への展開で、私は将来、津波の抑止にも使えるのではないかと思う。水面を、かなり太い重い帯で覆っていると、それは津波の盛り上がる力を制御するものになる。パネルも押し流されて被害が増えるかもしれないが、能登の様子を見ると、あれだけのものが来てしまうと、家はもう壊れてしまう。


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